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2016.05.21
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カテゴリ:ばくばく冒険小説
刊行から7年,映画公開から4年も経ってこのヒット作品を読んだ。

○ストーリー
関東以外をほぼ支配下にした関白・豊臣秀吉は,信長も成し得なかった天下統一を確実にするために,大軍勢で北条氏を攻め,その支城を次々と落としていく。本隊は小田原城に立て籠もる北条氏政を包囲するが,石田三成が率いる部隊は,武州の忍城の成田氏討伐を命じられる。事務方である奉行と呼ばれ,冷静な性格である三成には人望が無く,秀吉は武功を上げさせることで,それを解消しようとしていたのだった。だが彼らを待っていたのは,別名〈浮き城〉である沼の島に築城した忍城を守る坂東武者たちだった。3万の軍勢に3,000人で対抗する彼らを率いるのは,でくの坊の〈のぼう様〉と呼ばれている不思議な男だった。果たして三成は?

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4月に友人たちと,埼玉県の行田市というこの物語の舞台に行ってきた。有名な作品なのでストーリーは知っていたし,友人が解説をしてくれたから楽しめたけれど,やはりこれは読まないといけないだろう,という気持ちになった。

現地を自転車で回り,石田堤,丸墓古墳,忍城などのスポットを訪ねてきたので,作品を読んでいると,その風景が明確に目の前に浮かんできた。

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さてこの物語の内容は,題名通り城の攻防戦だ。さらに言えば史実に基づいているので,その結果もはっきりとしている。なので楽しみ方は,秀吉側の石田三成や大谷光瑞の気持ち,そして〈のぼうの城〉を守る武者たちの破天荒な行動にわくわくすることだろう。

映画の脚本として書かれた作品なので,登場人物も分かりやすく描かれ,場面の転換も早く,さくさくと読める。

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成田氏に仕える坂東武者で活躍するのは3人の家老だ。

〈のぼう〉の幼馴染で筆頭家老の文武に優れた正木丹波,
巨漢の猛者・柴崎和泉,
そしてまだ20才過ぎの生意気な小兵・酒巻靱負(さかまきゆきえ),の3人だ。

半分が小田原城の支援に行ってしまったので,当初は500人しか守り手がいなかったが,近隣の農民を加え,3,000人になった忍城の軍勢を前線で率いて戦うのがこの男たちだ。

キャラクターがはっきりしているのは良いが,ややテレビドラマ風の軽さが

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戦の流れは,秀吉からの軍使が和戦を問い開戦 → 成田の軍勢が知恵と武勇で緒戦を有利に進める → 三成が石田堤を作り上げ水攻めとする → 〈のぼう様〉が湖上で田楽踊りを舞う → 堤が決壊する・・・そして??!

正直,ここから最後の攻防があると思っていた。戦国軍記ものとしては,もう一幕ないと物足りない。

なんだか結末はいろいろとバタバタと展開してしまって,急ぎ過ぎな印象だった。

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この後の石田三成や大谷光瑞の運命を考えると,いろいろと感慨深いのだけどね。











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Last updated  2016.05.22 16:36:59
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