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Ryu-chan6708

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2009.07.29
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カテゴリ:歴史


                              
高度成長

:このシリーズは、幕末から始まるが、大体、最初は、2ヶ月に1冊くらいのペースで刊行されていたね。
  ところが、6巻目の「アジア・太平洋戦争」から、次の7巻目の「占領と改革」の間が半年近く空いてしまった。
  だんだん、現代になるにつれ、著者のほうも新書版にまとめるのが難しくなってきたようだね。
  間延びしてきたんで、俺もつい、このシリーズの関心を失ってしまった。

  1年ほどたち、今年になって、あるとき、本屋でこのシリーズの新しい本を見たんで、すぐに買ったよ。
  これがなんと9巻目の「ポスト戦後社会」だね。
  この本は面白かったが、読んでいるうちに、何か欠落しているのに気がついた。

A氏:なんだね?

:途中の8巻目の「高度成長」を読んでいなかったんだね。
  これは昨年4月に刊行されている。
  あわてて、後追いで買って読んだ。

A氏:考えて見ると、俺たちはこのシリーズでいくと5巻目の「満州事変から日中戦争へ」の時代に生まれ、6巻目の「アジア・太平洋戦争」の時代に小学生で軍国少年になり、7巻目の「占領と改革」時代が学生時代だ。
  その意味で、これは俺たち世代の新書シリーズによる時代史となるね。

:そして、俺たちがビジネス現場の第一線で働く8冊目の「高度成長」になるわけだ。
   この時代は、本に書いてあることと、自分のナマの体験とが比較できるね。
  最近、テレビでやっていた「官僚たちの夏」もそうだね。
  
  それにしても、この時代の複雑性を新書版に収めるというのは至難の業だね。
  日本の国内の問題だけでなく、同時並行的に世界の動きが大きく影響する。
  だから「響きあう脳と身体」で甲野氏が言っているように、現実は「同時並行処理」だ。
  しかし、本にして示す思考や論理というのは根本的に「時系列順」だね。
  そういう根本的な表現上の困難があるね。

  この8冊目高度成長」を読みながら、過去の俺たちをまとめてみたいと思うね。
  明日は「経済成長」という発想が、始めてこの時代に生まれることから考えよう。

 






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Last updated  2009.07.29 09:57:52
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