カテゴリ:戦争
かなり前になるがNHKBS2の「週刊お宝TV」でウルトラセブンが特集されていた。
5月19日のことだ。ゲストはアニメ監督の押井守。 ウルトラセブンはウルトラシリーズの中でもかなりSF的な要素が多く、社会問題も描いている。 初代ウルトラマンでは地球に帰還できなかった宇宙飛行士がジャミラとなって地球に出現。 科学特捜隊がそれを殲滅するシーンも子どもながらにかなりショッキングだった。 しかしこの番組(週刊お宝TV)では更に重いテーマを取り上げた。 第42話「ノンマルトの使者」だ。 ストーリーについてはリンクを参考にしていただきたいが、地球に先住民(かもしれない)がいてウルトラ警備隊とウルトラセブンはその先住民を倒す。 ウルトラセブンは悪の手先なのか?という疑問が残るすごいドラマだった。 この話は沖縄出身の脚本家、金城哲夫の存在なしには語れない。 言うまでもないがウルトラセブンは主人公であり超人的な力を持ったヒーローだ。 だが地球人に味方するうちにウルトラセブンことモロボシダン(森次浩司)は地球人の目から見た「正義」実現のために戦う。 それってアメリカ人がかつてインディアンと呼ばれたネイティブアメリカンを弾圧したように。 沖縄出身の金城から見れば本土と沖縄の関係が深く関わっているといえよう。 第8話「狙われた街」でもセブンの微妙な立場について描かれている。 そしてウルトラセブンといえば最終回別れのシーン。 第49話「史上最大の侵略」後編 超人的な力を持ったウルトラセブンでも、長い間の激闘から消耗し、生命の危機に陥る。 しかしアマギ隊員(古谷敏)を救うため、ウルトラセブンことモロボシダンはさらに戦う。 その前にアンヌ(菱見百合子)へ別れの言葉を告げる。自分がウルトラセブンであるという告白だ。 あまりに有名なのでここにも書いておく。 >西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。 それがぼくなんだよ。さよならアンヌ! (上のリンクから引用) 満身創痍のセブンは最後の戦いで苦戦する。 セブンを援護するウルトラ警備隊のウルトラホーク1号。 そしてセブンは何とかパンドンに勝つ。そして地球から去っていく。 ウルトラセブンが超人であろうとも命に限りがある。 そして悩む。仲間との友情について。 去っていく地球について。正義とは何かを。 テレビの前で見ているのが子どもながらかなり重いテーマだ。 こうして記事を書いているだけで涙が出てくる(泣)。 ※残念ながら楽天には字数制限があり、これ以上書くことが出来ない。 リンクすら貼れない。 現在どうするか検討中。 関連記事 ノンマルトの使者 ↑シナリオを収録。とにかく情報量が多くてすごいページ。 ウルトラセブン★その1:金城哲夫とノンマルト ↑金城哲夫と沖縄が影響しているノンマルトについて考察している。 また、ウルトラセブン最終回についても触れている。 不遇な金城哲夫の最期についてはあまりに悲しい。 ウルトラセブンこらむ(第42話 ノンマルトの使者) ストーリーと解説。鋭いツッコミ。 ノンマルトの使者 喜茂具理佐の沖縄論第8回~沖縄のウルトラマン(2)~ ウルトラセブンと勧善懲悪について記述。 佐藤健志氏の金城哲夫論について(ウルトラセブンを中心に) ↑金城哲夫とウルトラセブンについて深く考察している。 悪役名簿キリヤマ隊長 ↑「ノンマルトの使者」の考察。 キリヤマ隊長の言う正義が正しいかどうか。私も深く考えたい。 ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」 (何が正義か) ウルトラセブンとウルトラ警備隊の正義について考察している。 沖縄と金城、アメリカとインディアンにも触れている。 今ならイラク戦争とブッシュ政権だろう。 TVダイアリー(ウルトラセブン 遠い記憶の彼方へ) ↑ウルトラセブンの正義感についての記述が秀逸。 また、多くのリンクがありウルトラセブンへの深い愛情が感じられる。 金城哲夫 ウルトラセブン放映リスト ウルトラセブン 「ノンマルトの使者」(ブルゴーニュにうってつけの日/ANGEL'S SHARE) ウルトラセブン ウルトラセブン幻の12話 ↑ウルトラセブンで欠番となった「遊星より愛をこめて」について。 どうして欠番になったかを調べて書いている。 私の記事とは直接関係はないが今後書きたいテーマではある。 本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればコメント、メッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.25 18:23:46
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