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2010.11.17
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テーマ:ニュース(99464)
カテゴリ:ニュース
マージャン店経営者と会社員殺害事件で死刑判決が出た。
この判決公判で、裁判長は被告に控訴を勧めた。

   オブジェ1

この判決については、以下の記事ですでに書いた。

裁判員裁判、初めての死刑判決

今回は、裁判長が控訴を勧めた件について書く。

検索してみると、この件で書かれたブログ記事は多い。
その中からいくつか紹介する。

控訴を勧めなければ死刑判決を下すことができないことで、裁判員裁判の問題点が露呈  

上矢印この記事では産経新聞の記事を引いている。

裁判員の精神的負担を考えて、裁判長は控訴を勧めた。
私も同じことを考えた。

その上でこう指摘している。

「人を殺すことに市民が参加した事実は消し去りようがない」
(太字部分、上の記事より引用)

そしてアメリカの陪審制度と比較。
アメリカでは、有罪でさえ、全員一致でなければならない。
にもかかわらず、日本では「死刑さえ、全員一致ではない」。
これを「制度的欠陥」と指摘。

この意見には説得力がある。
裁判員の議論は日数が限られている。
今回の事件では3日。

その間に死刑か無期懲役を決めなければならない。
議論の際、もし死刑に反対したとしても、判決は死刑になったら。
死刑に反対した裁判員の心中はどうなのだろう。

「もし自分がこの事件の裁判員だったら」と考えると。
心中複雑なものがある。
しかも秘密保持のため、その心中を吐露できない環境にある。

以上の点から裁判員制度に批判的な意見が出るのは当然だ。

今の裁判員制度が全員一致ではなく多数決を採用している。
この点は再考すべきかもしれない。
少なくとも死刑判決の際には考える必要がある。



裁判員の立場から、死刑判断のあり方を考える

上矢印一方こちらは終身刑導入について論じている。
それと同時に前の記事と同じく、多数決での問題点を指摘。

もし、日本で終身刑を導入するとしたら。
死刑は廃止になるのだろうか?
それとも死刑を残しながら終身刑を導入するのか。
どちらにしても、今の日本では死刑制度を残そうという意見が多い。

また、終身刑が「残酷な刑罰」ではないかという考えもある。
長く刑務所にいると、人間性は失われる。

終身刑が裁判員にとって心の安定につながるとして。
その理由から終身刑導入するという選択は、今の日本で可能なのか。
私は難しいと考える。

またこの記事裁判員裁判について「3年後の見直し」があるとも指摘。
3年後、我々はどんな改善をするのだろうか。



裁判員制度って、やっぱいらんかなあ

上矢印こちらの記事も、控訴の勧めについて言及。
裁判員たちの心労を和らげるのが目的としている。

実際に死刑執行された時、裁判員がどんな衝撃を受けるか。
そこにも注目している。

この方は、裁判員制度導入の際は特に賛成も反対もしていなかった。
しかしそれほどの価値はなく、あまり市民の声を反映しているともいえない。
そして次のように指摘。

 どうも裁判員制度は、一般市民にいらぬ負担と心労をかけさせるだけの制度で、特にメリットがありませんね。2人殺害という事件で異なる判決が出たことだし、ここらで制度の見直しを図ってはいかがでしょうか。今のままで続けても、何もいいことはないと思われます。
(太字部分、上の記事から引用)

いろいろと議論の末に導入された裁判員制度。
日本に定着するかどうか。
制度見直しも含めて検討が必要だ。

この記事はさらに、石巻での3人殺傷事件にも言及。
被告が19歳で、さらなる困難が裁判員たちを待っている。

そのうち、日本中トラウマを持った「元裁判員」で溢れるのか。
裁判員制度は前途多難。


最後に死刑廃止を訴えているアムネスティの記事を紹介する。

NGO共同声明 : 市民が死刑判決に参加する社会に反対し、死刑廃止に向けた議論を求める

私は死刑制度に疑問を感じつつも、死刑廃止はできないと考える。
というのも「死んで当然」の人がこの世には存在するからだ。
電ノコで生きている人の首を切ってしまう人も含まれる。

アムネスティは死刑の情報をもっと公開すべきだと訴えている。
確かに合法的な殺人である死刑を執行する人たちがいる。
その人たちには重い精神的不安がのしかかる。

しかし一方でそうした職務が嫌ならば拒否することも可能だ。
「誰かがやらねばならない」と「自分がやらねば」とは違う。

日本で死刑廃止を訴えるアムネスティがなぜ理解されにくいか。
それはアムネスティが考えるべき問題ではないか。


この件はいろいろと意見を読みたい。
機会があれば、別の意見もここで紹介したいと思う。

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関連記事

裁判員制度初の死刑判決!裁判員制度で本来の裁判官も変である。

上矢印新聞各社の社説が紹介されている。
終身刑導入を提起した記事も興味深い。

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最終更新日  2010.11.17 18:38:21
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