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カテゴリ:映画
監督 細田守
アニメ「時をかける少女」の細田守監督の最新作にして初のオリジナル長編アニメ 少しあらすじ 高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。アルバイトというのは、長野にある彼女の田舎に一緒に行くこと。そこには夏希の曾祖母・栄の誕生日を祝うために個性的な親戚がたくさん集まっていた。健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。 その夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二は夢中になってそれを解読する。しかし翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、世界を混乱に陥れていたのだ。 感想 スマートで気の利いた前作と比べると、やや力が入りすぎている印象もあるけど、アニメーションという自由度の大きいメディアの特性を生かした作りは、作者の才能の大きさを感じさせる。 グローバリゼーションが拡大すると、思いもよらない世界の果てで起きた事件が私たちの生活に大きな影響をもたらすという可能性がある。バーチャル世界の混乱が現実生活をかき乱すという本作の展開はそういうことの比喩だと思った。 そして、それに対抗するのが家族の結束というアナログパワーだけだとしたら大時代的で白けてしまうだろうけど、数学の天才少年(?)、最新のテクノロジーを駆使する少年、花札の得意な女の子、漁師や自衛官や電器屋のおじさんたちが力をあわせる姿はすがすがしい。 私が花札のルールを知らないのと、ちょっと登場人物が多すぎてわかりにくいところがあるのが残念。でも、細かいことを気にしなくても楽しめる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.08.10 21:35:07
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