ブラックレイン
松田優作の遺作ともいえるハリウッド作品。全米でもトップの興行成績を収め、松田優作の評価を高めた一品。実は、ずっと前にビデオにとっておいたのだけれど、見ないまま時が過ぎていた。今夜のテレビ東京の放送がちょうど透析ということもあり、見ることにしたのだけれど、吹き替えってのは興がそがれるねぇ。日本語の部分と英語の部分が分からないとつまんねぇよ。予告編などでよく流されていた松田優作がバイクで日本刀を光らせながら切りつけるシーンは確かに印象的だったし、ブラックレインという題名の意味もなかなかよく効いている。撮影が1988年とバブルがはじける前の大阪なんだけれど、クラブの様子はある意味今よりも派手。案外、大阪の街が変わっていない気もするし、大きく変わっている気もするが、外人から見て、この映画を通して見る大阪は極めてエキゾチックだね。こういった現代劇を見ていて大きな違いは携帯電話だね。この電話があるとないではストーリーの展開から見せ方まで本当に違ってくる。携帯電話が出る前と後ではひとつの時代が違うのが一番強く感じたなぁ。