カテゴリ:ミステリ以外の小説
近所の家ではクリスマス・イルミネーションがまたたき、道行く人が見とれています。
美しい灯を見てきれいだと感じる時には、きっと少しだけ幸せな気分になれるでしょう。 あれだけのものを飾り付けるのは大変な労力だと感心します。 それにひきかえ、うちではやっと昨日クリスマス・ツリーを出したばかり。 それでも気分はクリスマス・モード。 不思議と人に贈り物をしたくなって、義母と義姉にパシュミナマフラーを贈ることにしました。 そして、クリスマス特集の中から乙一さん初の絵本を読みました。 タイトルは「くつしたをかくせ!」 これは本の中で大人たちが子供に言う言葉です。 「サンタがくるぞ! くつしたをかくせ!」 クリスマスの夜、大人たちはおびえながら子どもにそう言います。 雪の降る町で、砂漠の国で、南の海で。 子どもたちは決してサンタに見つからないようにと、くつしたを隠すのです。 何とも普通とは違うものを想像しますが、それほど恐ろしくはありません。 何か言いたいのかな?と大人は色々考えてしまうでしょう。 最後の子供たちの顔を見れば答えが出るかもしれません。 小さな子が読んだらどんな感想を持つのか聞いてみたいです。 パステル調の透明感のある絵がとてもきれいですが、「角川スニーカー文庫」の乙一作品の挿絵を担当してきた羽住都が担当されています。そして各ページに英訳があります。 あとがきが笑えます。さらにプロフィールがもっと笑えます。 くつしたをかくせ!:乙一 楽天ブックスでは品切れ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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