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テーマ:好きなクラシック(2294)
カテゴリ:音楽
リリー・クラウス(ピアノ)※モーツァルト/ピアノ・ソナタ&小品集 1956年録音なので音質が悪いです。 しかしクラウスのチャーミングな音色はモーツァルトと一番シンクロしていると感じます。 第二次世界大戦中はヴァイオリンのゴールドベルクと組み世界演奏旅行をしていましたが、ジャワで日本軍の侵入に遭い、日本軍の収容所で3年間を過ごしました。 当時は演奏家もたいへんだったようです。 内田光子(ピアノ)※モーツァルト/ピアノ・ソナタ全集 こちらはデジタル録音です。 1音1音丁寧に弾いています。 それが積み重なってすばらしい演奏になっています。 全体的に少し暗い感じがします。 マリア・ジョアン・ピレシュ(ピアノ)※モーツァルト/ピアノ・ソナタ全集 この録音により1990年国際ディスク・グランプリ大賞CD部門を受賞しています。 良い意味、悪い意味で現代的な演奏です。 ペダルをよく使っているようで、音が響きすぎしっかり聞こえない音があったりします。 それも表現のひとつと考えれば鮮やかな演奏だと思います。
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efuku3388さん
>戦後には日本で演奏していますよね そうなんです。 日本を嫌いになったわけではないようです。 収容所でも演奏会をしてたんですから。 芸術に対する軍の寛容さがあったからでしょうか。 それとも娯楽が少なかったからなのか。 いずれにしろクラウスのピアノは人を惹き付けたのでしょう。 (2007.12.31 17:25:26) |