カテゴリ:書評・読書メモ
これからの知識教育についてのメモ・・
P・F・ドラッカー「ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会 (ドラッカー名著集 8)」の補足です。 ○知識の純輸入国・日本 過去50年以上の間・・ ・日本の知識の大部分は、技術においても、マネジメントにおいても、 日本以外の国、特にアメリカで生み出されたものであった。 ・世界第二の経済大国となった後でさえ、 日本は依然として知識の純輸入国である。 ・とはいえ、技術上の知識は、実際にはそれほど大量に輸入しているわけではない。 → ことは、ソフトウェアの輸入大国だけではない。 でも、他の製造業と異なり、ソフトウェアにおいては「とはいえ」といい難いのが 厳しいところ ○仕事と研究のバランス ・ポスト資本主義社会においては、 組織人として、経営管理者としての役割と、 知識人として、研究管理者としての役割のバランスが必要となる。 「・・多くの人がこの2つの文化の中で生活し、仕事をする。 ますます多くの人が両方の文化で働く経験を持つ。そうならなければならない。 例えば若手のコンピュータ技術者に、プロジェクト技術者に、プロジェクト・マネジャーや チーム・リーダーをつとめさせ、若手の教授に二年間大学の組織部門で毎日数時間働かせるなど、 若いうちにマネジメント的な仕事を経験させることが必要となる。」 ○社会人教育 「これまでの学校は、世界中ほぼすべての国において、一定の年齢に達したとき、 予め定められた標準的な能力をもって入るところであるとの前提のもとに組織されてきた。」 「だが、それは知識の本質に反し、知識社会、ポスト資本主義社会の要請に反するものだった。 今日当然とされるべきは、学校教育を受けるほど、再び学校教育が必要になるとの新しい原則 である。・・」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.06 10:01:24
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