システムエンジニアの晴耕雨読

幸せなITパーソンになるための幸せなITパーソンになるためのいきいきする仕事とやる気のつくり方／羽生章洋【RCP1209mara】

羽生章洋「いきいきする仕事とやる気のつくり方―幸せなＩＴパーソンになるための」

ソフトリサーチセンター

２００４年刊



　ベテランＳＥである羽生さんの大人の知恵・・

　どのページを開いても、腑に落ちる言葉ばかり、すばらしいです！！！





　ＳＩビジネスが参考にすべき人は誰か？


　・・それは、「ドラえもん」！！！


　のび太くんは、「空を自由に飛びたいな」とはいっても、

　「タケコプターください」とは言っていない。　

　「こんなことで困っている」「あんなことがしたい」とニーズや要望を言うだけ。



　　
　ドラえもんは、「ちゃんと欲しい商品を言ってください」

　「その商品のスペックを言ってください」と言うことはない。

　でも、システム開発の現場では、

　上司に対して、「ちゃんと指示してください」「やり方を教えてくれないからできない」とか、

　ユーザーに対して、「きちんと漏れなく要件を提示してください」と言っている。


　ドラえもんに負けない、プロとしての気概を持とう！

　って(^_^;)








　「できないからやらない」・・は、意味がない。


　やらないからできないのであって、それは当然のことである。

　人間は生まれたときは、ほとんど何もできない。

　時間をかけて徐々にいろいろなことを習得し、できるようになっていく。

　新しいことを身につけるためには、いくつになっても同じこと。

　できるようになりたいという欲求を持って、密度の高い鍛錬を繰り返す人と、

　ダラダラ過ごす人に大きな差がつく。


≪人間は、経験のないことに対しても苦手意識を持ちます。

　ということは、経験していれば苦手意識がなくなるとまではいかなくても、

　かなり減らせるということになります。≫


≪やり始めましょう。

　考える天才より、行動するバカが勝つ。≫

　
　




＜目次＞
序章 イノベーションなしごとって?
(良い仕事・悪い仕事
良い人・悪い人・普通の人 ほか)
第1章 自分をイノベーションしよう!
(どうして仕事をするのだろう?
給料のからくり ほか)
第2章 組織もイノベーションしよう!
(組織ってなんだろう
どうして組織にいるのだろう? ほか)
第3章 プロジェクトでお客様のイノベーションを実現しよう!
(プロジェクトとは
プロジェクトマネジメントとは? ほか)
第4章 イノベーションを伝えよう!
(お客様が減っていく
ドラえもんを見習おう ほか)