アイフル返済猶予要請を発表、住友信託やあおぞらへ
東証1部上場の消費者金融大手、アイフルは18日、経営再建に向けて住友信託銀行やあおぞら銀行など銀行団に対し、債務の返済猶予などを求めると正式発表した。連休明けにも要請する。債務総額は3000億円前後。私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決)を活用し、店舗や人員削減を柱とした事業縮小など再建計画を作る。大手消費者金融の私的整理は初めて。 アイフルの金融支援は(1)銀行団に一定期間、債務残高を維持してもらう(2)さらに債務の返済期限の延長を求める――の2点。返済猶予の時期は今後、銀行団と調整するが、2011年3月期までとする方向。債務免除や貸出債権の一部を株式に振り替える「債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)」には踏み込まない。 住友信託は同日、「必要な協力について前向きに検討する」とのコメントを発表した。 (日経新聞より 08:41)【上記の感想】四季報を見ながら、適当な分析をしてみる。まず、消費者金融をめぐる厳しい点は、与信厳格化。これにより、貸付金残高が減少する。それから、貸付金利引き下げにより利息収入が減る。過払い利息返還請求関連の貸倒費用が増加する。これは良くわからぬ。おそらく、顧客が払いすぎた分を返すことにより発生するのだろう。ともあれ、消費者金融関連株は投資対象としていないので、私の関心度は低い。