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カテゴリ:筆記具の話
今日は、久々に、ペンに関して。 前に、ボールペンJIS規格に触れましたが、 今日は、シャープペンのJIS規格について、チョット触れます。 シャープペンJIS規格(JIS S 6013:2002)の中で、 まず、芯径について。 0.35、0.5、0.7、1、2 の、5種類がうたわれています。 0.35は、一般的に0.3、1は0.9という表示もありますが、 基本的に、OKの注釈があります。 実寸でいくと、0.35は、0.37~0.39ミリが、規格値。 0.5は、0.55~0.63ミリ、 0.7は、0.69~0.73ミリ、 1は、0.88~0.92ミリが、規格値です。 良く使われる、0.5のシャープ芯ですが、実際は、0.58位を目処に、生産されているようです。 0.6に、近いですね。 日本製のシャープ芯は、優秀で、やはり、強度的に優れていると思います。 100円均のシャープペンで、ボキボキ芯が折れてしまった、なんて、経験ありますでしょうか? 100均でも、あえて、ぺ○てるハイポリマー芯使用なんて、明記してるものも 有りますね。 次に、芯戻りについての、規格ですが、 「しんを2.5ミリ以上出し、役1.3ミリの長さに戻した後、シャープペンシルを鉛直に置き、4Nの鉛直圧縮加重をしんに加え、しん戻りを調べる。」 と、なっていて、400gをとなっています。 実質は、日本のメーカーさんは、600グラム~1キログラム程度の規格で、 品質管理をしているようです。 機会が有ったら、調理用の秤に押し付けて、確認してみて下さい。 くれぐれも、秤のお皿には、紙等を敷いて下さい。お母さん、奥様に、怒られぬよう・・。 今日は、ここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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そのような規格になっているのですか。
鉛筆の芯は焼結していると聞いていますが、シャープペンシルの芯はどのようにして固めているのでしょう。ハイポリマー芯とはHigh Polymer芯とのことでしょうから、Polymer(高分子)で固めているのでしょうか。 (2007年11月25日 11時06分14秒)
取りはかせさんへ
シャープ芯は、一種の焼き物の様な工程みたいです。 が、企業秘密の為、工場見学は、不可です。 (前、ぺ○○る様では、見せてもらえませんでした。) 実際は、良い部分だけ使用する様です。 モッタイないけど、かなりの部分、廃棄している様です。 (2007年11月25日 18時25分49秒)
例えば0.5の芯の規格値は0.6の方が近いのに、なぜ0.5と表示されているのですか?
(2011年10月12日 20時52分35秒)
STKさんへ
何故かは解りませんがJIS規格にて 0.5(公差+0.05 +0.08)と決まっています。 ちなみに 0.7(公差+0.03 -0.01) 1(公差-0.08 -0.12)です。 (2011年10月15日 10時30分32秒)
V0xqbq http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQOuaxTXbj5iNG.com
(2015年05月04日 08時30分47秒)
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