ポップコーン
朝から、ポップコーンを作りたいと息子。ガスに火はつけたが、あとは自分流のやりかたがあるそうで、やりたいようにやるのを見ていた。あまりうまくいかず、もう一回作る。今度は上手く言った。大量に出来る。「遠足に持っていく!」と息子。「遠足?どこいくの?」「池袋」「え、電車で?」「いや、自転車で、パパと」「え?自転車で?」「それって何時間くらいかかるの」とまあ、息子は自分でサイクリングの計画を立て、父親を誘ったわけだ。「なるほど、それで、朝から、ポップコーン。」いつも、息子のやることには感心する。こうやって、段取りを作るのってわたしは息子の歳ではできてなかったかなあ。そんな気がする。学校に行かなくなって、表情が前と違うって感じるときもある。味のある表情をする。そばにいるから、見られる。ラッキー~と思う。18きっぷで旅をしてくれたら、なんて思っていたけれど、(段取りが自然に身につくかなと思いながら)いいや、日常生活で、十分身につくものだ、と気がつく。一人旅するころには、もう大丈夫そうだ。みやげ話を今から楽しみにしよう。旅、その場所、そのとき、行きたい場所があって出かける。もちろん、いきたい場所に行くのが目的だが、いつも、予想もしないおまけ、が付いてくる。それが、出会い。人との出会い。旅を味のあるものにしてくれる。旅行でなく、旅、わたしは、旅が好きだ。その言葉に、素朴な出会い、なんでもない出会いに価値を感じるような意味合いを感じる。一人旅が、一番いい。たくさんの出会いが待っている気がする。そして、主人とは価値観が同じだから、この人と共に旅ができる。行った先で、人と接して、それを楽しむ。わたしはラッキーかなあ。これからも、二人で旅が続けられるから。