「ロスト・シンボル(上下) ダン・ブラウン著
【映画化決定!】ロスト・シンボル 上下巻セット著:ダン・ブラウン/訳:越前敏弥「ロスト・シンボル(上下) ダン・ブラウン著内容キリストの聖杯をめぐる事件から数年が経ち、ハーヴァード大で教鞭を執る静かな生活を送っていたラングドンに、旧友から連絡が入る。フリーメイソン最高位の資格を持つスミソニアン協会会長ピーター・ソロモンからで、急遽講演の代役を頼みたいという。会場である連邦議会議事堂に駆けつけるが、そこにピーターの姿はなく、切断された右手首が……薬指には見覚えのある金の指輪。フリーメイソンの紋章をあしらったその指輪は、ピーターのものに間違いない。ピーターを人質に取ったというマラーク(悪霊)と名乗る謎の男は、ラングドンに“古の門”を探せと命じる。ピーターの右手の指先に施された独特の刺青が“古の門”の先にある“古の神秘”を指し示す図像であることにラングドンは気付く。誘拐犯マラークの目的は、この恐るべき力を持つとされる“古の秘密”を手に入れることにあるのは明らかだった。ラングドンは駆けつけたCIA警備局長サトウと共に、まずは、“古の門”の捜索に乗り出すのだが……。ロバート・ラングドンシリーズ第3弾です!読むのにすっごい時間がかかりました・・。序盤のめり込むまでに時間がかかり、ようやく上巻の3分の2くらいでやめられなくなりました。フリーメイソン、興味あるんですごく楽しみにしてました。フリーメイソンの教義や秘密めいた儀式など、詳しく描かれており、そのフリーメイソンが守り続けているピラミッド、古の門をめぐってのやりとりは非常に面白かったです。「古の神秘」である“失われたことば”を見つけるために、フリーメイソンの最高幹部であるピーター・ソロモンを誘拐し、ロバート・ラングドンをおびきよせたマラーク。マラークの欲しがっているフリーメイソンのピラミッドを見つけ、暗号を解読しなければ、ピーターの命はないと脅され、CIA保安局の局長サトウからも国家の安全保障にかかわる問題だと横やりを入れられ、ラングドン教授は今回も走ります。一体何をピラミッドは示しているんだろう、何が国家の安全保障なんだろうと気になって、下巻に突入。ピーターの妹・キャサリンの純粋知性科学研究の結果に驚き、“失われたことば”に唖然。え?さらにマラークの正体とは・・・。ワシントンDCにこういった秘密が隠されている場所があるなんて!私的には、あんまりすっきりしなかったんですけど、キャラリンの研究結果にはとても興味を持ちました。