『チャーリーとチョコレート工場』(2005年/米国 原題:Charlie and the Chocolate Factory)を見た。
日本公開を心待ちにしていた、ジョニー・デップ最新作。
公開後初の水曜日=レディース・デイということもあり、8割方女性で満席の、
チョコレートの香りがほんのり漂うシアターでの鑑賞。
この作品を見ての一番の感想は、
「この童話が長期間、世界中でベストセラーなのは納得」
平たく言えば、「良くできた“子ども向け”のおとぎ話だな」
ということ。
え?映画の感想じゃないって?
まあまあ、私は原作も以前に映画化されたものも知らなかったので。
次の感想は、面白かった。
ディズニーランドとかに行って遊んで帰るときに感じるのと似た感覚。
以下、感想を箇条書きに。
・
ジョーじいさん(デヴィッド・ケリー)が踊り出したときは驚いた。あれが、後に
ウンパ・ルンパ族の踊りへの序章だったとは。でも、
ジョーじいさん、
ウンパ・ルンパ族(ディープ・ロイ)と一緒に踊って欲しかったなぁ!
・
チャーリー(フレディ・ハイモア)は、ほんっとに今時こんなに家族想いのいい子いないよっていうくらい、できすぎた子だったけど、フレディ・ハイモアがやると嫌味じゃないのが不思議。
・
チャーリーとは対照的に他の4人(
オーガスタス、
ベルーカ、
バイオレット、
マイク)の子はすんごいイヤな憎たらしい子たちだったけど、子役たちがみんな芸達者で感心した。
・痛い想いをした4人の子どものうち、自分だったら誰がいいか、というと、私は
オーガスタス。工場見学がほとんどできなかったというマイナス点はあるけれど、結局チョコまみれになっただけだし、あのチューブの中でダンス鑑賞できるなんて、けっこうオイシイ!
・
ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)が「チョコレートを食べると恋する気分になる」ってなことを言ったとき、思わず別のジョニデ出演映画
『ショコラ』を思い出したのは私だけ?
・続いて、
ウォンカ達一行がタツノオトシゴ(?)っぽいボートに乗ってるとき、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』を思い出したのは私だけ?
・5人の子どものうち1人(もちろん
チャーリー)が残ることがわかっていて、
ウンパ・ルンパ族の歌と踊りが4回あるってことが簡単に予想できたので、3人目、4人目のものは少々食傷気味。もうちょっとひねりが欲しかったな。
と、いろいろ書いたけど、基本的には満足。
期待値高かったけど、裏切られた感はなかったし。
ということで、評価は、
★★★★ (満点は5つ)
甥姪にも見ることを薦めよう。