『アイス・プリンセス』(2005年/米国 原題:Ice Princess)を見た。
トリノ五輪の女子フィギュアももうすぐだし、気分を盛り上げるためにってわけでもないけど。
物理が得意なガリ勉風の高校生
ケイシー(ミシェル・トラクテンバーグ)は、奨学金を取るため“自分らしい”として、フィギュアスケートを力学的に分析する。やがて彼女は実際に自分で実践してみると、スケートの才能がることがわかり・・・。自分の夢(スケート選手になる)と母
ジョーン(ジョーン・キューザック)の夢(ハーバードに行く)に揺れる、青春ストーリー。
ま、とっても非現実的なディズニー映画の“プリンセスもの”=シンデレラストーリー=なんだけど(苦笑)、テーマは、
母に夢を託された娘が自分の道は自分で見つけようとするってところにある。
これを見て、家の近所に住んでた幼なじみを思い出した。
お父さんが開業医、三姉妹の長女だった彼女は小さい頃から「あなたはお医者さんになるのよ」と両親や父方の祖母から言われ続けて育って、そのまま医者になった。結局数年前に同じお医者さんと結婚したらしく、病院を継ぐことになったようだけど、今、彼女自身が医者を職業としているのかは不明。。。
子ども(10代含む)の頃、自分が何に向いているのかって、よっぽどの才能が無い限り、自分も親もわからないと思う。だったら、その後の選択肢が広がるし、“とりあえず”勉強しておいたほうが良い、と考えるのも、ある意味で納得できる。特に、スポーツとか芸術の分野で活躍できるのなんて、ほんの一握りの人だし、その方向に進んで成功しなかったらリスクは大きいし。
そういう意味で、スポーツや芸術の指導者は、“才能ある子を伸ばしてやる”って姿勢を持ってほしいと思うし、学校の先生だってそう。。。できる子にはどんどん進ませたほうがいいと思う。なんで、日本は飛び級制度がないんだろう?
ずいぶん話は逸れたけど・・・
評価は、
★★☆ (2.5 / 満点は5つ)
主役のミシェル・トラクテンバーグが好みのタイプじゃなかったので、ちょっと辛めだけど、でもディズニー作品としての期待は裏切らない作品だと思う。
追伸 : 前半のミスを後半の完璧な演技で取り返すシーンで、“1992年(アルベールビル五輪)の伊藤みどり”という台詞が出てきます!
私個人的には、アルベールビルより、1988年のカルガリーでのフリーの演技の方が印象に残ってるんだけど。
最近のどの選手のジャンプよりも、伊藤みどりのジャンプは高くて迫力があったなぁ、またあの時のジャンプ見たいなぁ・・・