『パリ、ジュ・テーム』(2006年/仏独 原題:Paris Je T'aime)を見た。
パリを舞台とした小さな恋物語、18編のオムニバス。
コーエン兄弟、アルフォンソ・キュアロン、ガス・ヴァン・サントなどの世界の名匠たちが参加し、ナタリー・ポートマン、イライジャ・ウッド、スティーヴ・ブシェミらが出演。
以下、感想を箇条書きに。
・1本5分前後なので、中には、「?」というものもあったけれど、なかなか面白かった。
気に入ったのは、ナンパ少年がアラブ系の美少女に惹かれる
『セーヌ河岸』(監督は
『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ)、中年おばさんのパリひとり旅
『14区』(監督は
『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン)、長年のコンビがネオンまたたく歓楽街へやって来る
『ピガール』など。
・このタイトルと、出だしの2本から、正統派“恋愛モノ”を期待したところ、最終的にはその期待は裏切られた格好。18本もあるのだから、正統派“恋愛モノ”がもうちょっとあってもよかったように思う。
・パリという街が主演なので、パリに行ったことがある人なら、もっと楽しめたのかなぁ・・・
評価は、
★★★ (満点は5つ)