「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

　今朝は６時半に一度眼を覚まします。
　我が部屋猫〈かふん〉は外へ出たがり、ドアを開けると直ぐに飛び出して行きます。
　昨日は９時過ぎには眠ったのに、すごく眠く感じます。

　昨日、「猫神」への「コーヒーシュガー」と同時に購入した「クリーム入りデーニッシュパン」を３つ食べます。
　タバコをふかし、「抗うつ剤」、「糖尿病薬」を立て続けに飲みます。
　
　チョッとベッドにもたれ掛り、ハッとして時計を見ると７時２５分です。

　大慌てで着替えのために母屋に行きます。
　「猫神」は、食卓の彼女専用の椅子の上で、膝に「レタス」を乗せ、話かけてきますが既に何時もの列車は出発しています。

　何時ものように、無理をしないように言って、流星号part2(a-BIKE)に跨り出勤です。

　何時もの列車の１本後の列車に飛び乗ります。
　途中の乗り換えで５００円払って「特急列車」に乗り込みます。
　喫煙場所で思いっきりタバコを吸い込みます。

　駅に着いてから、足早に職場に急ぎます。
　何とか始業時間丁度に職場に着くことができました。

　午前中は、課長の簡単な用事があり、その後、メールの整理や「官庁速報」を熟読して過ごします。

　食堂で「日替わり定食（５００円）」のお昼を食べ、職場へ戻って毎日新聞を読みながら喫煙室でタバコをふかします。

　午後からは、「新聞スクラップ」の決裁を熟読し、４時過ぎになって、急に入札の決裁を回すことになりました。
　気が付くと時計が、５時２０分を指しています。
　上司や同僚に挨拶して帰宅します。

　発駅に着いて、メールの確認をすると「猫神」からのメールが見当たりません。
　自宅に電話をしますが、何度コールしても出ません。

　「絶対に寝ているに違いない」と確信して急行列車をベンチに腰掛けて待っていると、海外への個人旅行に引きずり込んだ元凶、出川氏（仮名）と、またまたバッタリと顔を合わせます。

　一緒に電車に乗り込むと出川氏は「カルチャーセンターに通っているのでお金がかかる。」と話し始めます。

　「円空仏」の講座だそうで、平均年齢は７０歳とのことです。

　「岐阜に講座のメンバーで旅行した時は凄かった。」

　確かにその通りだと思いますが、余り想像したくはありません。

　何時ものように「では」ということで出川氏と別れます。
　着駅から、少し明るくなった田舎の一本道を、流星号part2(a-BIKE)に跨りノタノタと自宅を目指します。

　着替えのために母屋に入ると、「猫神」は、ベッドの中で携帯電話で遊んでいます。
　
　部屋に新聞と流星号part2(a-BIKE)のバッテリーを運び、宅配された「野菜タップリお弁当」を持って母屋に戻ります。

　１勤の弟を呼んで三人一緒に夕食です。
　〈かふん〉が「杉の花粉」の前にチョコンと座ります。
　「厚揚げ」や「ひじき」を前に置くと飛びついて食べ始めます。

　節操が無くなったと言うより、悪食になった〈かふん〉です。

　「猫神」が、余り元気がありません。
　弟は朝早いからと〈さしみ〉を誘って早々に部屋に戻ります。

　少し「猫神」とお話をしていると、「封筒に入れてシマッテおいた約７万円の弟のお金がない」というのです。

　正月明けにも５万円入りの封筒をなくしてします。
　その時は、「猫神」も精神的に不安定な状態でしたから特に気にもしませんでしたが、今回は、家計も含めて「猫神」がしっかりと管理しています。
　簡単に失くすはずがありません。

　誰かが部屋に入っているようです。

　自分のお金なのに管理する「猫神」に必死にお願いして、１日千円を貰っている弟の生活を見る限り、彼が犯人の可能性は先ずありません。

　我が家は、田舎で田舎の造りのため、殆ど「鍵」をかけません。
　知らないうちに誰か入っていても、十数匹の猫がその痕跡を跡形なく消してしまいます。

　そして「寝ていることが多いのですが」殆ど一日中「猫神」が家にいます。

　「猫神」はお金を失くした自分の精神状態をスゴク気にしていましたが、「杉の花粉」にとっては、『寝ている「猫神」』に何かあった方が心配です。

　これからは、夜は当然、昼間も確実に鍵を掛けて眠るように言うと「猫神」の顔が明るくなりました。
　どうも昨日から悩んでいたようです。

　その後、実家のお母さんのことも気になると言う話をし始めましたが、　「嫁に出た娘が余り口を出すと、跡を取った妹さん夫婦がヤヤコシクなる」と言うと「判っているんだけど。」とそれでも心配そうです。

　でも少し元気になった「猫神」は、「杉の花粉」が母屋から出ると早速「鍵」を掛けていました。

　部屋に戻ってパソコンにアクセスすると、〈かふん〉が戻ってきます。

　パソコンの状態が今一つ思わしくなく、ウィンドーズのアップデートに思わぬ時間がかかり、日記を書くのが遅れてしまいました。

　ようやく、昨日分と本日分の日記を書くことができました。

　何か最近、意地になって書いているような気がします。

　こうして日記を書く「杉の花粉」の後ろで、〈かふん〉は大好きな保護色毛布の上で、丸まって熟睡しています。