テーマ:猫のいる生活(136679)
カテゴリ:『猫のいる生活』
![]() 〈かふん〉もベッドの前方左側で丸まって熟睡しています。 仕方がないので「杉の花粉」は一人っきりで「野菜タップリお弁当」を食べることになってしまいました。 タバコを吸って、「猫神」を枕元まで引き上げ、ベッドの左側に強引に寄せて、ようやく寝る場所が確保できました。 「杉の花粉」が「猫神」の頭の下に腕を回そうとすると、ヒョイと頭を持ち上げ、当然のように腕枕で眠る「猫神」。 本当に眠っているのか?良く判らない習性の猫です。 居場所を失った〈かふん〉は、「杉の花粉」の足を引っ掻いて遊んでいましたが、放って置いたら足元で眠り始めたようです。 「杉の花粉」も眠ってしまいました。 今朝は6時半に眼を覚まします。 病院のハシゴは相当疲れるようで、しばらくボーっとしながらタバコをふかします。 「猫神」も疲れ切っているのか微動だにせず眠っています。 我が部屋猫〈かふん〉は起き上がり、外に出たがります。 ドアを開けると飛び出して行きました。 薬を飲んで、髭を剃って、「はな(犬♀)と4人の子犬」に犬餌を用意します。 これだけのことがスゴク負担に思えます。 思い切って、顔を洗い、モタモタと母屋で着替えをすると、タバコを吸う時間がありません。 部屋に戻って「猫神」に行ってくると言うと、眠ったまま「うん」と返事をしたようです。 ユックリ寝るように言い残して、流星号part2(a-BIKE)に跨り出勤です。 何時ものように満員電車に揺られて職場に着きます。 今日は、朝から新しい仕事が幾つか舞い込んできて、比較的忙しい1日です。 気が付けば12時を廻っており、食堂で「日替わり定食(500円)」のお昼を食べ、職場に戻り読売新聞を読んで昼休みを過ごします。 午後から、仕事の続きをしていると5時を廻ってしまいます。 慌てて、パソコンをダウンし、上司と同僚に挨拶して帰宅します。 発駅でメールを確認すると今日は「猫神」からメールがありません。 「どうせ眠っているのだろう」と電話もせず、丁度着いた急行列車に乗り込みます。 着駅から、星号part2(a-BIKE)でノタノタ一直線に自宅を目指します。 帰宅して、母屋に入ったら「猫神」が、「どうして電話をしてこなかった」という顔付でストーブの前にウズクマッテいます。 でも、今日は司法書士さんとの約束の日です。 「猫神」に直ぐに出かけると言うと「コーヒーシュガーを買ってきて」と反ってきました。 弟の運転で司法書士事務所を目指します。 司法書士さんが単独で交渉して貰っていた2件が片付いたという連絡があり、受領の確認のための訪問です。 結局、手数料を引いても50万円を超える金額を受け取り、しばらく司法書士さんとお話をします。 「時期が良かったようです。プロミスへの訴訟で被害者団体が勝訴したので、大手サラ金は資料を出さずにはいられない状況でしたから、返金を求めることができました。」 謙虚な司法書士さんです。 元々は、600万円近い借金を抱えて困っていた弟が、最後に借りた業者が「闇金」ではないかという不安があり、市役所主催の司法書士相談会に出席したのがキッカケです。 借金は、「杉の花粉」が、相手が職員互助会の事務局長とは知らず「職員本人の借金返済でなきゃ貸せないと言うのなら、3年後にまた来る。サラ金で借りたら直ぐに300万円になるだろ。他の金融機関でそのことをブチマケ、うちの互助会は頼りにならないと触れ回ってやる」と和やかにお願いして確保した300万円と父親が残してくれていた280万円で返済の見通しは立っていました。 ところが弟は、「レタス」という業者は電話1本で貸してくれたといいます。 市役所に連絡したら「『闇』の可能性が非常に高い」と司法書士相談会へ出席するようアドヴァイスを受けました。 300万円で、取り合えず「レタス」を除くサラ金関係は返済して、後は「浄水器」や「羽毛布団」などのクレジットの支払いは、父親の遺産を相続してから全額返済し、それまでは、弟の給料から支払うという状況にしてから司法書士相談会に出席しました。 相談会には一番乗りだったので、若くて「過払いの返金」に執念とも言うべき情熱を持って対応してくれる司法書士さんに相談することができました。 初めは、「レタス」が「闇」かどうかだけが、焦点だったのですが、何時の間にか「過払い金の返金」という方向に話が進み、結局「レタス」は「闇」でもなんでもない普通の?サラ金だったのですが、合計で400万円を超える返金を受け取ることができました。 そのお陰で、互助会の借金は3ヶ月も経たず全額返済し、父親の遺産は何故か「猫神」の通帳に治まり、弟の貯金通帳も100万円の残高が生じています。 「少し前だったら、一度返済してしまったら、絶対にサラ金は返金に応じなかったんですが、返済の翌日に相談を受けたから何とか返金に応じてくれました」と司法書士さんは続けます。 「今は、もう借金は大丈夫ですね!」と弟に問いかけるので、「弟のお金は家内が完全に管理していますので、お金が無くなったら1日千円頂戴と家内に頼み込んで貰っています。」と答えると「私より多い」と少し哀しそうな司法書士さんです。 お話を聞いていると、借金を圧縮整理して月々数万円ずつサラ金に返済している顧客が多いようで、それほど儲かっているようには見えません。 それに、お子さんが生まれたばかりのようです。 「無いほうがいいんでしょうけど、また、何かあれば相談にきてください」と言う司法書士さんに「機会があれば是非お願いします」と答えます。 人のめぐり合わせは不思議です。 もし、この司法書士さんと出会っていなければ。 過去の「もし」が嬉しい方に転んだ稀有な例です。 「杉の花粉」家が払った手数料で子供の出産費用くらいは賄えるだろうと少し恩返しができたような気がしてニコニコして弟と帰宅します。 「猫神」の「コーヒーシュガー」はチャンと購入しました。 帰宅すると8時を廻っています。 早速三人一緒に「野菜タップリお弁当」を食べ始めます。 〈かふん〉が「杉の花粉」の前にチョコンと座ります。 次から次へと置かれたコンニャクを含む「オカズ」に節操無く喰らい尽きます。 夕食が終わると疲れた「杉の花粉」は〈かふん〉を抱いて部屋に戻ります。 ベッドに横になった途端記憶がありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月16日 01時06分53秒
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