テーマ:猫のいる生活(136683)
カテゴリ:『猫のいる生活』
![]() 昨日は1日中眠っていたので、夕食を食べていません。 我が部屋猫〈かふん〉が外に出たがります。 ドアを開けると飛び出していきました。 少しボーっとしてから「どんべえ天麩羅うどん」を作って食べ始めます。 直ぐに〈かふん〉が戻ってきて、ベッドの上で身体を一杯に伸ばしてズドーンと眠り始めます。 更に何をするわけでもなくボーっとしていると5時を廻ってしまいます。 昨日の日記を書いていませんので、パソコンを立ち上げて日記を書き始めます。 とここまでは、昨日の日記に書きました。 日記をアップすると6時を廻っています。 手洗いのために外に出ると、「はな(犬♀)」が見当たりません。 プラスチック製の犬小屋の屋根を利用して、器用に首輪を外してしまったようです。 昨日、「犬の水飲用洗面器」をヒックリ返したので、「はな」の届かない所に、水を入れた「犬の水飲用洗面器」を置いていました。 「はな」と呼ぶと、直ぐに現れます。 血は出ていませんが、左の頬と頭の部分の毛が一部抜けています。 強引に首輪を外した時に擦ってしまったようです。 夜中に喉が渇いて仕方なかったのでしょう。 再び首輪を取り付ける時に両手で頭を挟んで撫で回すと、嬉しそうな顔をします。 4人の子犬のことばかりに眼がいってしまい、肝心の「はな」は放りっぱなしでした。 「杉の花粉」の左太ももに前足を置き、ジッと見つめてきます。 再び頭や背中を撫でると、安心したのか子犬の世話を始めました。 子犬を産んだからといっても「はな」が我が家に来たのは3年前です。 生まれて3ヶ月経った頃でした。 まだ、自分が構って欲しい歳なのに。 なのに、子犬ばかり、皆が可愛がります。 「はな」が洗面器をヒックリ返すのは仕方ないことだったのに。 「杉の花粉」は叱り付けてしまいました。 左の頬と頭の部分の毛の一部が抜け落ちるまで苦労をして「水」を飲んだ「はな」。 そんな目に合いながらも、少し頭や背中を撫でられる、たったそれだけのことで嬉しそうな顔をする「はな」。 「杉の花粉」はそんな「はな」を、ただジッと見つめていました。 6時15分頃に着替えのため母屋に向かいます。 ここにも、昨日、寂しそうな顔をしていた「猫」がいます。 ベッドにもぐり込み頭を撫でていると急にしがみ付いてきます。 余り良く眠れなかったらしく、ズッとしがみ付いて離れません。 相当寂しかったようです。 30分くらい頭を撫でていましたが、そろそろ用意しなくては出勤に間に合いません。 「用意するから」と言うと、ようやく離れて眠そうな眼でジッと見つめてきます。 「ゆっくり眠ってお休み」と言うと「うん」と答えます。 眠り始めたようです。 何時ものように流星号part2(a-BIKE)に跨り出勤です。 満員電車に揺られて職場に着きます。 昨日1日中眠っていたせいか、頭の回線が混線しているようです。 自分の席や左側の上司など何時の職場に少し違和感があります。 午前中は、会議録の校正をジックリしているうちに12時を廻ります。 食堂で「日替わり定食(500円)」のお昼を食べ、職場に戻って読売新聞を読んでタバコを吹かします。 「イラク安定のためには米軍の力が絶対に必要で、米軍を支援するために日本は積極的に自衛隊の派遣を継続すべきだ」などと朝日新聞の記者なら眼を回すようなことが平然と社説に掲載しています。 さすが読売新聞。全く何も考えていないと妙に感心しました。 午後からは、簡単な決裁の仕事が幾つか回ってきて気が付くと3時を廻っています。 喫煙室でタバコをふかし少し溜まった疲れを取ります。 自席に戻って決裁の仕事を続け、少し「官庁速報」を見ていると5時を廻っています。 再度、喫煙室でタバコをふかし、5時20分に上司や同僚に挨拶して帰宅します。 発駅に着いて、携帯電話を確認をすると何時ものように「猫神」からのメールはありません。 「この頃全然電話してくれない!」と「猫神」が拗ねていましたので、彼女の携帯電話に連絡します。 9回コールして、やっと眠そうな声が聞こえます。 「野菜タップリお弁当」は食べていないようですので、「ユックリ眠って」と言って電話を切ります。 丁度到着した何時もの急行列車に乗り込みます。 「杉の花粉」の部屋には食べるものが殆ど残っていませんから、着駅から近くのスーパーマーケットに寄って、「麺の達人(しょうゆ味)」とパン類などを購入します。 少し温かくなった田舎の1本道を流星号part2(a-BIKE)に跨りノタノタと自宅を目指します。 母屋で着替えをして、「猫神」のベッドを窺います。 丸まって「猫神」が眠っています。 横に割り込んで寝転ぶと、朝と同じように、しがみ付いてきます。 そうして、少し彼女のお母さんの話などをしていました。 弟が3勤なので、早々に夕食を食べなければなりません。 今日給料が出ましたので、先にお金を渡そうとすると、「猫神」は手洗いに走ります。 食卓でタバコを吸いながら、「猫神」を待っていると、戻って来るなり、台所に向かい、「〈ニラ〉が帰ってきたので、早く〈さしみ〉を出して!」と叫んでいます。 疲れ果てて不機嫌になっていた「杉の花粉」は、台所に用意してあった3本の「水のボトル」と流星号part2(a-BIKE)のバッテリーを持って部屋に戻ります。 しばらくタバコを吹かして気分を落ち着け、宅配されている3つの「野菜タップリお弁当」を持って母屋に向かいます。 「猫神」は食卓の彼女専用の椅子に座り、哀しそうな顔をしています。 「何で、直ぐに戻ってこない。」と「杉の花粉」は少しキツメです。 「私が一所懸命にしているのに、○○クン(「杉の花粉」の名前:クン付け)は怒ってばかりいる。」と言い返します。 「何か、何時もすれ違っている。」と言って、頭を撫でると「猫神」は急に涙が零れ始めます。 「○○クン(「杉の花粉」の名前:クン付け)が気に入るようにって何時も頑張っているのに」と涙が止まりません。 「杉の花粉」はズッと頭を撫でていました。 しばらくすると「猫神」も少し落ち着いてお話を始めます。 「杉の花粉」は疲れると、効率的で迅速な行動を求めてしまいます。 「猫神」は主婦の観点から必要なことも一緒に併せてしようとするので、すれ違いが起こるようです。 そして、「杉の花粉」が「はな」に怒鳴ったのを聞いていた「猫神」は、「自分に向かってじゃなくても、怒鳴り声を聞くとスゴク不安になる」と訴えます。 だから、それ以上怒らない様に「猫神」は一所懸命にフォローするのですが、不機嫌な「杉の花粉」は、逆に余計腹を立ててしまうという悪循環があるようです。 しばらくお話をしていると「猫神」の涙も止まり、弟を呼んで夕食の始まりです。 何時ものように〈かふん〉が「杉の花粉」の前にチョコンと座ります。 試しに「昆布巻き」を置いてみます。 必死に食べようとするのですが、上手く食べられず諦めてしまいます。 「アゲの煮付け」を置きます。 美味しそうに食べ始めます。 「竹輪の磯部揚げ」を千切って置きます。 少し悩んでいるうちに他の猫に取られてしまい、唸り声を上げて猫パンチを繰り出しますが、時すでに遅しで〈かふん〉は怒って離れて行ってしまいます。 その後、弟は直ぐに部屋に戻り、「猫神」と一杯お話をします。 「猫神」はようやく元気になりました。 疲れた「杉の花粉」は部屋に戻り、少し休んでからパソコンを立ち上げ日記を書き始めます。 〈かふん〉が戻ってきて、「杉の花粉」の膝の上から離れません。 仕方ないので両手で抱いて振り回して遊んでいたら、眼を真ん円にして「こいつ大丈夫か」という表情をします。 離すと大好きな保護色毛布の上で丸くなり、今は熟睡しています。 人や犬や猫はみんなそれぞれ一所懸命に生きていて、チョッとしたすれ違いで悩んだり怒ったり嘆いたりします。 それでも、「ホンの少しの優しさ」を感じると、また元気に生きようと頑張り始めます。 「ホンの少しの優しさ」。 簡単なようですが、得るのも与えるのも、そして気付くのが非常に難しい不可思議な感情です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月20日 23時32分22秒
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