「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

　今朝は４時過ぎに眼を覚まします。
　タバコをふかし、「抗うつ剤」、「糖尿病薬」を立て続けに飲みます。

　朝食用に「クルミ入りコッペパン」を食べます。
　我が部屋猫〈かふん〉が「杉の花粉」の前にチョコンと座ります。

　でも、「クルミ入りコッペパン」は〈かふん〉のお気に入りではなかったようで、見向きもせず、ベッドの上で丸くなります。

　好き嫌いの激しい？猫です。

　パソコンにアクセスして「非常用持ち出し袋」を再度検索します。
　やはり「お気に入り」の商品は売り切れてしまったようです。
　気を落ち着けて、再度、検索した一覧表をツブサに見つめます。

　面倒になってきました。

　「エイ」と一番高いものを購入します。

　助成金の対象になるかどうか微妙なところですが、ならなかったらそれまでのことと「杉の花粉」は強気（いい加減？）です。

　時計をみると６時を廻っています。
　慌てて、着替えに母屋に行くと「猫神」は静かに眠っていました。

　「何も考えないでゆっくりお眠り」と声をかけると「うん」と頷きました。
　何時もの通り流星号part2(a-BIKE)に跨り出勤です。

　何時もの通り満員列車に揺られながら職場に向かいます。
　午前中は、簡単な課の仕事をしていると１２時を廻ります。

　「労働金庫」へ行って唯一「猫神」に内緒のお金を引き出します。

　残高が１万円を切ってしまいました。

　朝、ネットから注文した業者に在庫の有無を確認します。
　「担当からは在庫がないとメールしましたが、今日在庫が入りました。明日にでも発送できます。」とのことです。
　「それじゃ、今から入金しますから銀行口座を教えてください」と聞くと、「入金が確認出来次第発送します」と返事が返ってきました。

　急いで銀行に向かいます。
　「ATMで振り込んでもらったほうが安い」と言われますが、入金書類に印鑑が欲しいのでと「窓口」で振込み手続きをお願いします。

　手数料を８４０円取られました。

　大急ぎで、食堂で「日替わり定食（５００円）」のお昼を食べ、職場に戻ります。

　午後からは、決裁の終わった幾つかの証明する書類を作成し、申請担当者に「書類が出来ましたので、取りに来て下さい。」と連絡します。
　その後、「官庁速報」を読んでいると、５時を廻ります。
　喫煙室でタバコを吸い、５時２０分に上司や同僚に挨拶して帰宅します。

　発駅に着いて、メールの確認をすると「猫神」からのメールが見当たりません。
　自宅に電話をすると、今日も「猫神」の声に元気がありません。

　「冷凍のナポリタンかイタリアンスパゲティを買ってきて。それにシャンプーも！」

　大いに心配ですが、列車の時刻表は変わりません。
　到着した急行列車に乗り込みます。
　着駅から、良く晴れた田舎の一本道を、流星号part2(a-BIKE)に跨りノタノタと自宅を目指します。

　着替えのために母屋に入ると、「猫神」は、食卓の彼女専用の椅子に「レタス」を膝にのせ座っています。

　「調子はどう」と聞くと「食欲がない。味が感じられない。外に人がいると思うだけでベッドの中で震えている。入院したほうが良いと思う？」と聞いてきます。

　「来週の月曜日に病院に行くので先生に入院するべきかどうか尋ねてみようか」と答えると大人しく頷きます。

　少しお話をして、一度部屋に戻り、宅配されている「野菜タップリお弁当」と〈かふん〉を抱えて母屋に戻ります。

　夜勤の弟に声をかけて三人一緒の食事です。
　弟が「猫神」に話しかけますが、「猫神」はTVをジッと見つめて一言もしゃべりません。

　〈かふん〉が「杉の花粉」の前にチョコンと座ります。
　「野菜の煮付け」から「大豆」を前に置きます。

　美味しそうに食べ始めます。

　続けて「大豆」ばかり３回ほど前に置きます。

　美味しそうに食べ続けます。

　「ホタルイカの煮付け」を前に置きます。

　スゴク美味しそうに食べ始めます。

　面白くなって再び「ホタルイカの煮付け」を前に置きます。

　更にスゴク美味しそうに食べ始めます。

　弁当箱から「ホタルイカの煮付け」が消えてしまいました。
　
　再び「大豆」を前に置きます。

　既に満足していたのか、見向きもせず遊びに出かけ、他の猫が寄ってきます。

　腹が膨れているなら欲しそうな顔をするな〈かふん〉！
　
弟が部屋に戻り、一緒に「猫神」お気に入りの米国アニメを見ています。
　「猫神」は話すのも億劫そうなので、「杉の花粉」も部屋に戻ります。
　〈かふん〉が付いてきます。
　
　今日も疲れ切ってしまい、〈かふん〉を抱いて眠ります。
　何時ものように直ぐに〈かふん〉は布団から出ていきます。

　眼が覚めると午前２時半です。
　再び眠ろうかと考えましたが、眠れません。

　そこで、放っておいた日記でも書こうかとパソコンにアクセスしました。
　〈かふん〉は「杉の花粉」の後ろのお気に入りの保護色毛布の上で身体を「く」の字にして幸せそうに眠っています。