新しい職場で丁度
1ヶ月が過ぎ、弟の
『出張』問題で
『工場長』との交渉により、
頭の芯に凝り固まっていた『疲労』が、ゴールデンウィークの連続した外出により
爆発してしまいます。
『うつ性の睡眠』:
精神が「うつ」状態になる直前に、疲労困憊した『精神』を強制的に休めるために「唯ヒタスラ眠る」という状態が、日曜日から2日間続きます。
どれだけ眠っても直ぐに眠ってしまう『うつ性の睡眠』状態のため、今日は全く動けません。
4時過ぎから目覚めてパソコンで日記を書き、シャワーを浴びるとそのまま眠ってしまいます。
何時も職場に連絡する余裕くらいはあるのに、
9時45分に職場の上司から連絡が入ります。
動けないので有給休暇をお願いして、そのままボーっとしてしまいます。
我が部屋猫〈かふん〉が置き出しましたので、
『引き違い戸』に隙間を作り出入り自由にします。
何時の間にか眠ってしまいます。
「猫神」が部屋に顔を出し
「今日は、妹の出産祝いのため、お姉さんの家に出かける」と説明してくれますが、
『?』という状態のまま、眠ってしまいます。
『何故、妹さんの出産祝いのためにお姉さんの家にいくのか?』が疑問符の正体だったと後で気が付きますが、とても
聞いている余裕がありませんでした。
お昼に
「食パン4枚切」の2枚を
トーストして、
「カップラーメン」と一緒に食べ始めます。
ベッドで眠っていた〈かふん〉が少し眼を開きますが、
興味なさ気に眼を閉じて再び眠ってしまいます。
〈かふん〉の横に寝転がると直ぐに眠ってしまいます。
1時過ぎから「猫神」が部屋に顔を出し
「我が家は猫が多いんで、生まれたばかりの赤ちゃんが来るのには問題がある。お姉さんの家なら、そんな心配はないので一緒に出かける」と説明してくれます。
取り敢えず『?』はなくなりました。
迎えを待つ間、「猫神」は〈かふん〉と遊びながら、
お話をしていたようですが、「杉の花粉」は
上の空です。
2時過ぎに迎えが来て「猫神」は出かけていきます。
直ぐに「杉の花粉」は眠ってしまいます。
起きるたびに
『ベッドの右側』や
『枕元』といった具合に〈かふん〉の
眠る位置が変っています。
不思議に思いながらも、直ぐに眠ってしまいます。
『出産祝いの返し』の
『お饅頭』や『赤飯』は
仏壇に供えておきましたが、お腹が空いてきたので、
『お饅頭』を持ってきて食べ始めます。
父や母は満足してくれたのでしょうか。
置き出して部屋を
ウロウロしていた〈かふん〉が飛んできます。
二人で仲良く『お饅頭8個入り』の半分を食べました。
満足した〈かふん〉は外へ遊びにいったようですが、「杉の花粉」は再び眠ってしまいます。
午後6時過ぎに「猫神」が帰ってきます。
「『鳥ご飯』を夕食用に買ってもらったのに、受け取るのを忘れた!」と叫んでいました。
『食べ物は私の人生そのもの』と何時も言っている
「猫神」痛恨のミスです。
少しお話をして、夕食のために二人一緒に母屋に向かいます。
『出産祝いの返し』の『赤飯』を主食に
「ソーセージ」「フライドポテト」をフライパンで炒め
「目玉焼き」を焼いた
非常に簡単な夕食の完成です。
「猫神」は
『天麩羅そば』を食べたばかりだからお腹は一杯だと箸は付けませんでした。
寝起きの「杉の花粉」は
珍しく「オカズ」を残してしまいましたが、
猫が喜んで食べてくれるでしょう。
食べ終わると眠くて仕方がない「杉の花粉」は部屋に戻ります。
〈かふん〉がベッドでズデーンと身体を一杯に伸ばしてまどろんでいます。
〈かふん〉をどけて、タバコを吸っていると「猫神」が現れます。
少し興奮状態の「猫神」は
話し続けますが、「杉の花粉」は
半分夢の中で遊んでいます。
気がつくと、何時の間にか「猫神」と〈かふん〉の姿が消えていました。
更に眠ります。
気がついたら
午前5時を廻っていました。
タバコを吸うと
漸く『うつ性の睡眠』から解放されたようです。
未だ少し眠いのですが、ココで眠ったら
今日も「職場を休む」事になってしまいますので、パソコンにアクセスして日記を書き始めます。
小雨降る中、〈かふん〉が外に出たがります。
仕方がないので、ドアを開けると飛び出していきますが、
『泥だらけ』になって直ぐに戻ってきます。
出るときに如何なるか判るものだろう〈かふん〉!
でも、
少し甘えたかったのかも知れない〈かふん〉は何時ものように
『女王様気取り』で
足を拭かせています。
こうして日記を書く「杉の花粉」の後ろのベッドで、
大好きな保護色毛布に包まれ〈かふん〉は幸せそうに眠っています。