テーマ:猫のいる生活(136635)
カテゴリ:『猫のいる生活』
![]() 『うつ性の睡眠』:精神が「うつ」状態になる直前に、疲労困憊した『精神』を強制的に休めるために「唯ヒタスラ眠る」という状態が、日曜日から続いています。 どれだけ眠っても直ぐに眠ってしまう『うつ性の睡眠』状態から、未だ脱することができません。 午前6時過ぎに一度目覚めて、朝食用の「コッペパン」を半分食べます。 残りの有給休暇の日数と今の状態を少し考えます。 そのまま眠ってしまいます。 午前8時10分に職場の上司に連絡します。 『今日は多分出勤できるだろうが、出勤すれば「うつ」が復活する』という妙な確信があります。 『2日間連続して自分の意思で休まない』という職場復帰後の自分との取り決めをアッサリ破ってしまいます。 我が部屋猫〈かふん〉が置き出しましたが、今日はアイニクの空模様です。 とても『泥だらけ』になった〈かふん〉の世話をする自信がありません。 そのまま放って置くと部屋をウロウロして、「杉の花粉」に飛び乗り外へ出たいと身体一杯に表現しています。 ドアを開けると外へ飛び出していきます。 5分もしないうちに〈かふん〉が戻ってきます。 非常に疲れて眠い中、『ずぶ濡れ・泥だらけ』の〈かふん〉の足を拭います。 〈かふん〉が暴れて「杉の花粉」も『泥だらけ』になってしまいます。 〈かふん〉を外に放り出します。 暫らくドアに体当たりしていましたが、無視していると何処かに遊びに行ったようです。 唯ヒタスラ眠ります。 午後2時頃に「猫神」が「お腹すいた!」と部屋に顔を出します。 二人一緒に宅配された「野菜タップリお弁当」を食べます。 お弁当を食べると「杉の花粉」はベッドに寝転がります。 〈かふん〉の体当たりの音が繰り返されます。 仕方なく『ずぶ濡れ・泥だらけ』の〈かふん〉を部屋に入れ、足を拭い身体を拭きまくります。 〈かふん〉は神妙に足や身体を拭かれていました。 手を離すと〈かふん〉は、急にパソコンを『土台』にして本棚に飛び乗ります。 更に「本棚の上に両面テープで固定した『ブリキのロボット』」を上手い具合にパソコンの上に落下させます。 『ブリキのロボット』は頭がモゲテしまいましたが、如何にか開いていたパソコンのキーボードは無事のようです。 「杉の花粉」が、『ブリキのロボット』を直している間に〈かふん〉は、1メートル以上離れた別の本棚に置いた『ダンボール』と天井との『僅かな隙間』に逃げ込み横になってしまいます。 怒らせると怖いのは「猫神」だけではないと実感しました。 呆気に取られながらも、「猫神」とお話をします。 「○○クン(「杉の花粉」の名前:クン付け)が甘やかすから、こんなに我が儘になる。」と言いながらも「猫神」は、ダンボールの上で平然と眠り始める〈かふん〉を見て、少し楽しそうです。 『苦虫』を百匹くらい噛み潰した「杉の花粉」は笑いながら心の中で叫びます。 『お前もな!』 勿論言葉には出しません。 「猫神」が怒り出して飛び乗れば本棚自体が潰れてしまいますから。 「この家に来た当初はズッと誰かに見られていたような気がする」と「猫神」が話し始めます。 「だから始めの内は母屋が怖かったけど、『何時しか優しい、気持ちの良いもの』に包まれているような感じになった」 どうやら我が家の守護神は「猫神」を気に入ってくれたようです。 数十年前、未だ「父」が独身で、「祖母」と「妹」と3人で暮らしていた頃の話しです。 当時、「我が家」を建てており、未だ『骨組み』に『屋根を載せた』だけの状態の頃、大きな台風が近づいてきたそうです。 心配になった「父」は『大工さん』に「カバーを張る」など応急の措置は取れないかと相談に行ったそうですが、「オレが建てた家だ。心配ない。」と『大工さん』は言い切りました。 「父」の心配通り、稀に見る大型の台風が直撃してしまいました。 眠っていた「父」に家の外から声が聞こえたそうです。 早世した『「祖父」が呼んでいる』と「父」は、眠っている「祖母」と「妹」を叩き起こし、玄関から飛び出た瞬間、『屋根が落ちた』そうです。 翌日、真っ青になった『大工さん』が、そこら中から木々を集めて完成したのが、現在の我が家です。 「母」が亡くなる直前には、梁の部分に『優曇華』が咲いて、それはスゴク美しいものだったと「父」が溢していました。 生憎、「杉の花粉」は『優曇華』を見ることはできませんでしたが、自宅での「母」の葬儀の間、母屋で眠っているとギシギシ家が泣いていたのをハッキリと覚えています。 葬儀の時は、何時も締め切っている『家』の障子など全て取り払いますから、木材が乾燥してギシギシ音を立てると『某大槻教授』なら科学的?に説明してくれるでしょうが、夏などクーラーのない母屋は開けっ放しにしますが、そんな音を聞いたことはありません。 「杉の花粉」は今でも「母」のために「家」が泣いたと信じています。 「父」の法事の前にかなり痛んでいた『仏壇』の「お磨き」をした時、『仏壇』には明治何年という製造年が入っていました。 我が家の祖先は「曾祖父」の代に他所から越してきたと聞いています。 「祖父」の兄弟は長男から順番に家を出て独立し、「祖父」はその次男で、越してきた「実家」は末弟が継いでいる筈です。 『何故、我が家に明治時代の仏壇があるのか』 今となっては誰も説明してくれる人がいない不思議です。 そんな「我が家」ですから、多重債務者の弟が帰ってきた時に、「猫神」は年下にも関らず「母」のような「気分になった」と話します。 弟が1ヵ月半ですが、『長期出張に出た』、いま、漸く「猫神」は「本来の私になった。」と続けます。 『「猫神」は我が家の祖先が気に入り、我が家になくてはならない存在になった』と「猫神」と話しながら、そう確信しました。 時計が7時を廻りましたので、近くの「スーパーマーケット」へ行って、ATMからお金を引き出し、夕食を買ってもどります。 「猫神」と一緒に夕食を食べ、横になると眠ってしまいます。 「明日は出勤できるのかしら」という一抹の不安と共に。 アッ、〈かふん〉ですが、未だ、本棚の上のダンボールから降りてきていません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月11日 06時39分51秒
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