テーマ:猫のいる生活(136636)
カテゴリ:『猫のいる生活』
![]() 「猫神」は、先日購入した「らっきょ」を漬けようと「鼻歌を歌いながら」徹夜で頑張っているようです。 我が部屋猫〈かふん〉は、普段と変わらず大好きな保護色毛布の上で幸せそうに丸まって熟睡しています。 早速パソコンを立ち上げ、昨日の日記を書き始めます。 非常な『独り善がり』な内容になってしまいました。 久しぶりにサイトを散歩したり、メールの整理を始めます。 気が付くと午前6時を廻っていました。 〈かふん〉が外に出たがります。 今日は久しぶりの上天気です。 『引き違い戸』に隙間を作ります。 〈かふん〉が外に飛び出していきます。 今日の〈かふん〉は部屋への出入り自由の身分となりました。 少し眠ってしまったようです。 9時頃に「猫神」が部屋に顔を出します。 少しお話をしていると、徹夜で「らっきょ」を漬けていたのは間違いないが、「鼻歌を歌っていた」と反論?しますので、冒頭の部分を訂正しました。 どうもお腹がすいているらしい「猫神」は部屋を物色します。 仕方がないので、昨日購入した「お握りセット(3個入り)」、「煮卵1.5個入り昆布とガンモドキの煮付け」、半額になっていた「枝豆」を冷蔵庫から取り出します。 「何で、冷蔵庫なんかに入れているの!」と「猫神」は抗議します。 「今の時期に、『深夜のスーパーマーケットで、割り引いて売られている惣菜』を常温で保存すれば如何なるかくらい判るだろう」と思いますが、冷たいのが苦手な「猫神」は『直ぐに食べられない食べ物』に我慢できないくらい空腹だったようです。 母屋の台所へ行って電子レンジでチンして部屋に戻ります。 「猫神」は嬉しそうに『煮卵』を食べ始めます。 何時も『卵』が余り好きではない「猫神」ですが、今、読んでいる小説に矢鱈『卵』が出てくるらしく『何時もの嗜好』より『小説』に影響されやすい「猫神」の食欲です。 続いて『お握り』にカブリ付きます。 このままでは食べるものがなくなる恐れがありますので、「杉の花粉」はトップバリュー製「カップ麺(78円)」にお湯を放りこみます。 「猫神」は『お握り』2個と『煮卵1個』、「杉の花粉」は『お握り』1個と『煮卵』半分、『昆布とガンモドキを放り込んだカップ麺』の朝食となりました。 『枝豆』は二人で奪い合います。 二人とも如何にか空腹が治まりましたので、お話を続けます。 「猫神」の夢の話から始まり、何故か『香港返還』が話題になります。 「何故、自分の民族と一緒になるのに『香港』の人は、『返還』に反対したの?」と不思議そうな「猫神」です。 どうも今読んでいるドロシー・ギルマン著『おばちゃまはスパイ』シリーズで『香港返還』が書かれていたようです。 「『香港』返還には『国民党』にも議論の場を与えるべきだ」と書いてあったけど。 更に混迷している「猫神」です。 『清王朝』を倒したのが、『孫文』が率いる『国民党』で、その後『中国』は『国民党』と『毛沢東・周恩来』が率いる『共産党』との内紛状態になる。 『日本軍』の侵略に対向するため、一時期『国共合作』がなされ、一緒に『日本軍』を追い出したが、その後、再び内紛が生じて『共産党』が大陸を手に入れ、『国民党』は台湾に逃れた。 『周恩来首相』の天才的な外交工作もあり、国際社会は、大陸を占める『中国共産党』を『中国』の後継と認め、国連の常任理事国に迎えいれた。 『日本国』も、1972年の『日中国交回復』では、『中華人民共和国(中国共産党)』を承認し国交を結び、『中華民国(台湾政府・『国民党』)』と断交した。 と歴史のお勉強です。 「そのため、某東京都知事は知らないが、今の国際社会や日本国政府は『1国2政府』の立場を取っており、『香港返還』の時も『英国』と『中華人民共和国』で揉めた経緯はあるが、『台湾政府(『国民党』)』が介入できる問題じゃなかったと記憶している。」と「杉の花粉」が続けます。 「でも香港の人は元々中国人でしょ。自分の国である中国に『返還』されるのを反対するのは納得できない。」 と「猫神」は不満そうです。 「今、日本が戦争直前の状態になったら○○チャン(「猫神」の名前:チャン付け)はどうする?」 「自由に発言できないし、『自分の考えで行動したり、政府を批判』すれば『非国民』と『みんなから』寄って集って苛められる。そんな時代に戻りたい?」 「亡命する!」 『自分の考えで行動することを制限されること』が大嫌いな「猫神」は即答します。 「『香港』の人も同じ考え。だから、多くの『人』や『香港資本』が海外に逃げ出した。」 「でも、『香港』の人は、シタタカで、『返還』後の香港に行った時に、『前衛的な演劇』を見たことがあるんだけど、『本来は4幕の演劇』が終わっても『子供連れの客』は、誰も席を立たない。」 「不思議に思っていると、スクリーンにイキナリ『光の文字』が流れだした。」 「『我々はズッと自分たちでやってきた。今の中国から教わることは何一つ無い!』という内容の文字が次々に流れ出したのには吃驚した。」 「『中国政府』には、『4幕の演劇』と申請し、実は『痛烈に中国政府を非難する5幕目』があった。」 「『香港』の人は、『日本人のように政府に縛られて喜んでいる』ことはなく、地下に潜って政府批判を続けている。」 「その『前衛的な演劇』が上演されたのが、中国政府が管理する『香港大会堂』だったのが凄いと思う。」 と「杉の花粉」は続けてしまいます。 「杉の花粉」同様に『自分で考えようとしない今の日本人』が大嫌いな「猫神」ですが、「フーン」と言って、熟睡している〈かふん〉で遊んでいました。 そうする内に、「うつ」からくるのでしょう『疲れた脳を回復させるための睡眠』が急に襲ってきます。 「猫神」は何時の間にか母屋に戻ったようです。 12時に一度目覚め、『5枚切の食パン』2枚をトーストしてマヨネーズをタップリ塗って食べます。 再び、眠り込んでしまいます。 夕方「猫神」が「夕食どうするの。自分で勝手に作って食べるよ。」と部屋に顔をだしますが、「そうして」と答えたまま、そのまま眠り続けてしまいます。 〈かふん〉は自由に部屋を出入りして、ベッドの上で丸くなって眠ったり、外へ出ていって遊んだり、自由気ままに過ごしているようです。 気が付いたら午前0時を廻っていました。 汗にまみれた身体が気持ち悪いのでシャワーを浴びに母屋に向かいます。 「猫神」は食卓の彼女専用の椅子に座り、ドロシー・ギルマン著『おばちゃまはスパイ』シリーズを読んでいました。 少しお話をして部屋に戻ります。 漸く睡眠状態から開放された「杉の花粉」は、こうして昨日の日記を書き始めます。 〈かふん〉は、大好きな保護色毛布の上で丸まって幸せそうに熟睡しています。 外では〈さしみ〉が、以前に他家の猫に『ボス猫』の座を奪われて逃げ出してしまったのに、最近、家に戻ろうとする根性なしの〈ニラ〉を追い出すべく、『争いの声』を上げています。 その切なげに聞こえる『叫び声』は、今週帰ってこなかった「弟」に会えない「寂しさ」に満たされているように感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月22日 03時26分20秒
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