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2006.03.27 楽天プロフィール Add to Google XML

モーガン・スパーロックの「最低賃金で30日間」 どんなテレビを見ました?(275484)」
[ 政治・社会 ]    

マクドナルドハンバーガーを1ヶ月間食べ続けて、自分の体の変化を見るという人体実験ドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」で話題を呼んだモーガン・スパーロックが、今度はTVのドキュメンタリー番組「30デイズシリーズ」を制作しました。
その第1回目が「最低賃金で30日間」です。

先日WOWOWで放送されていたのを見ましたが、なかなか鋭くアメリカ社会の影を映し出していました。

この番組の内容は、モーガン・スパーロックがフィアンセとともに最低賃金で1ヶ月暮らすという企画です。
2人はまず、アパートを探すところから始めます。
もちろん、最低賃金で生活できる最低レベルのアパートです。
家具はリサイクル店で安く仕入れ、食事は豆とご飯だけという最低限の生活を送るのです。(TVの「月1万円生活」を連想しますが・・・笑)

モーガンは家屋のメンテナンス等の肉体労働、フィアンセはカフェの皿洗いでそれぞれ日給45ドルほどを稼ぎます。(日本円で約5千円ほどでしょうか?)
2人合わせて1日1万円を稼ぐのだから1ヶ月で30万円・・・・。
まあそこそこな生活ができるんじゃないかと思うのは、日本人の甘さです。。。。(-_-;)

最低賃金で節約生活を送ってしばらくたつと、モーガンの彼女が尿路感染症で病院にかかる破目になってしまいました。
ご存知の方もいると思いますが、アメリカには日本のような公的健康保険制度がありません。
医療費は当然実費なので、病気治療費に何と400ドル以上もかかってしまいました。(約10日分の給料です)
また、モーガンも仕事で腕を痛めて病院に。。。。。1回の受診で、1日分の給料が吹き飛びました・・・・・(>_<)
いやはや、これじゃあ体の弱い人はすぐに破産してしまいそうです・・・・(涙)

アメリカはすべて自己責任社会なので、人々は自己防衛のため民間の医療保険に加入して、医療費を保険金で賄っているのです。
でも、最低賃金で働く貧民層は、保険料が払えないため民間の保険に加入していない人が多いのだそうです。

どうりで米外資系の保険会社って医療保険が充実していると思った・・・・そういうお国事情があったのね。。。。

そんなこんなで、モーガン氏は貧困層の厳しい生活状況を浮き彫りにしてみせました。

最低賃金で働く貧困層の多くは、学歴の低い黒人や英語の喋れない移民系の人々です。
何の保障もない、夢も希望もない人生をおくらざるを得ない人々・・・・。これでは、すべてが嫌になって犯罪に走ってもおかしくないだろう。
アメリカでは貧困層による犯罪が多いといいますが、警察の取締りを強化するよりも、こうした人々の生活を何とか改善するような政策を考えるのが先ではないかしら?
そして、それが政治家の仕事なんじゃないの?

ねえ、ブッシュのおっさん、外国に余計な手出し口出しする金とヒマがあったら、自国の国民がマトモな生活を出来るような国にしていく方に目を向けないさいよ!

貧困層の問題は、大統領の無能・無策に拠るところが大きいんじゃないのかしら?

は~、思いっきり毒吐いたわ・・・・(*^∀^*)


アメリカという国は、どんな夢も叶うというアメリカンドリームを抱かせる一方で、明日への希望さえ持てない絶望的な貧困に喘ぐ人々がたくさんいるのも現実です。

カトリーナの被害は、アメリカの貧困層の悲劇を象徴的に見せつけてくれたと思います。
すべてを失った被災者達は、どこに行く事も出来ず、お金も仕事もないのに、国からの援助は薄く自助努力が要求され、途方に暮れています。


日本でも今、勝ち組負け組にハッキリ分かれつつあると言われていますが、アメリカの貧富の差は日本では考えられないくらい凄まじいものだと思わされました。
ハッキリ言って、貧乏人は病気しても医者にかかることさえ出来ないんだな・・・と。

貧困問題は、アジアやアフリカの発展途上国の問題だけではなく、実は世界一の経済大国アメリカ社会の中にも深刻な影を落としているのではないでしょうか?

能力のある者だけが生き残れる競争社会・・・・

力の弱い者は置き去りにされ、それを救う制度もない社会・・・・

弱肉強食、、、もちろん、それが自然の摂理なのかもしれないけど・・・・

貧困が生む犯罪

貧困が生む病気

貧困が生む暴力

そしてイラクの最前線に送られるのは貧困層の若者です・・・・・・

軍隊への志願以外に貧困から脱け出す方法がない人々が、その手でイラクの人達を殺していくという悲劇・・・・・これはまるで地獄絵図ですね。。。。。


アメリカの貧富の格差について語っている興味深いブログ見つけました。
   ↓
アメリカの最下層の人々はどんな生活をしているのか


アメリカの最低賃金は、時給5.15ドル(日本円で約580円)です。
ちなみに日本の地域別最低賃金一覧表によると、日本の最低賃金は、時給608円だそうです。。。。

アメリカと日本の物価の違いもあるし、一概に比較は出来ませんが、アメリカの貧困層では、日本の高校生のアルバイト程度の賃金で、一家を養っている人々がたくさんいるということではないでしょうか?


お金がすべてではない・・・・・そこそこの生活をしている私達は、平気でそのように言ってしまいますが、お金がないという事が命に関わるというギリギリの生活に追い詰められている人々が、この地球にはたくさんいるのです。
そういう人々を前にして「お金だけがすべてではない」などと言うのは、偽善でしかないと思います。

人が人として、最低限の健康で安全な生活を営むに足るお金があってこそ「お金だけがすべてではない」という言葉が成立すると思うのです。



モーガン・スパーロックさんにいろいろと考えさせていただきました。

この「30デイズシリーズ」は、他にも「イスラム修行を30日間」とか、「ゲイと一緒に30日間」とか、なかなかきわどい企画が続きます。

鋭い切り口で、人々の心の中の差別感情などをえぐっているのではないかと、興味深いものがありますね。(^_^)v









Last updated  2006.03.27 23:37:40
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Re:モーガン・スパーロックの「最低賃金で30日間」(03/27)   ヘリオトロープの小部屋さん


Re[1]:モーガン・スパーロックの「最低賃金で30日間」(03/27)   sweetrendez-vousさん


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