カテゴリ:ワインコラム
しかし、その後、いろいろな方のブログなどを拝見すると、「結構美味しく飲めた」「すばらしかった」といった評価も多く、また、当初「パカレ下り始め」説を唱えていた方々もその後、真っ当なボトルにあたったりしたようで、結局のところ、キュベ差、ボトル差の類で、私が引いたのがたまたまハズレばかりだったのかな、と思うようになりました。
RWGの最新号でも、このことに言及されていて(18号74ページ)、いわく、「01のジュブシャンと02のポマールを編集部で検証したが全く問題なかった。」「懇意にしいてる最近パカレを飲んだショップ数店舗にも話を伺ったが皆一様に全く問題ないとのこと。」 →徳丸編集長はもとより、編集部の女性陣のテイスティング力は、お世辞でなく私よりはるかに上ですので、彼らがそういうなら、まず間違いないでしょう。ということは、市場には明らかに健常な01,02のボトルが存在していて、(おそらく)そちらのほうが多数派だということなのでしょう。 「この話題の真相と原因は不明。」 →すみません、原因は私だけじゃありませんが、結果的に私も片棒を担いだ形になったようです。(^^;; もうひとつ、RWG誌に申し訳ないことをしたのは、その前の号の「テイスティングレビュー・番外編」の私の担当分で、上記の01ポマールの感想を投稿したことです。まあ、このコーナーは、いわば「読者投稿欄」のようなコーナーですので、レビューの内容ひとつひとつに編集部は関知していないわけですが、この記事のことが某匿名掲示板でも指摘されてたりして、今にして思うと、火に油を注いでしまった形になったかもしれません。 ただ、言い訳がましくなりますが、上記のHPのレビューのように、実際にヘタッているボトルが存在していたこともまた事実なんですよ~。 原因を考察するに‥ 1.パカレの01、02年はそういう(熟成しない)作りだった。 →これは、世の中に健常なボトルが存在していることから、どうやら否定されそうですね。 2.キュベ差、ロット差 →これは、大いにありえますね。私のボトルは01、02年ともそれぞれ数本ずつ一緒に同じ店から購入したので、1本ダメなら他のボトルも一蓮托生という可能性は大です。いや、待てよ、でもAOCが全然違いますよねぇ。それに01年と02年を買った時期も違うし‥。 3.コンディションの問題 →私が購入したのは、すべてINAからの正規輸入品で、湘南ワインセラーからのものです。私の友人でもある花里さんのお店の商品管理には定評がありますし、インポーターも正規ですし、ぬかりはないような気がします。購入直後に飲んだボトルは正常でしたし‥。残された可能性は、寺田倉庫?いや、それはないでしょう。ないと信じたい。(←考えるだけで恐ろしい‥)ただ、この手のワインはことさら温度変化には敏感であることから、流通のどこかの段階で、ほんのすこしばかり余剰な熱を浴びて、それが後々の熟成に影響したという可能性は捨て切れません。 #たとえば、私が寺田倉庫に持っていく時とか?‥その程度で??、という気もしますが‥。 そういう意味で、最近蔵出しで出てきた01、02あたりのボトルがもし市場にあるようでしたら、ぜひ飲んでみたいですね~。これらのボトルが全く問題ないようなら、やはり当時出回っていたボトルの扱いに問題があった(お店やインポーターだけにとどまらず、私自身の管理も含めて)のではないかという説が真実味を帯びてきます。 いずれにしても、02年あたりを再度チャレンジしてみたいのですが、いかんせん、市場に残っているボトルは尋常ではない値段がついているので二の足を踏んでしまいます。とはいえ、どこかで一度リベンジしたいし、熟成して美味しくなったパカレを飲んでみたいです。 ![]() ↑ペルナンで7K超ですか‥。悩む‥。 ![]() ↑ポマールもありましたが、8K。 5000円ぐらいで、というのは無理なハナシみたいですね‥。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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