テーマ:ワイン大好き!(30858)
カテゴリ:こんな店に行った
昨晩は、カミサンの○○回目の誕生日&結婚10周年ということで、子供たちを義姉に見てもらって、麹町「オーグードゥジュール」に行って来ました。
と申しましても、みなさまが想像されるようなロマンチックなものではなくて、「自分ばかり会社のつきあいでいいものばかり食べてズルイ(←実際はそんなことはない)、たまにはどこかに連れていきなさいよ、ゴルァ。」というカミサンの要求に応えたというのが真相です。 「オーグードゥ~」にしたのは、以前からワインの持ち込みを快く受けてくれることと、昔の職場の近所であることからだったのですが、この日はたまたま、*F師匠の「BurgandyNight」の開催日で、見知った顔がチラホラ。お裾分けをいただいたりしました。(*F師匠ありがとうございました。) 持ち込んだワインは、結婚10年ということで、98ビンテージを2本。 シレックス98(ディディエ・ダグノー) 最初、白を持ち込むつもりはなかったのですが、先日寺田から持ち帰ったストックの中にこれを見つけたので、それじゃあ、ということで持参してみました。 色調はやや濃いぐらいのイエローですが、かなり麦わら色がかってきています。香りは、黄桃や洋ナシ、キンモクセイ、それにミネラル。熟成したSBによく感じられるヒネたようなニュアンスは全くなく、樽を使っていない熟成したシャブリに近いような感じでしょうか。 味わいは、酸がキラキラとしていながらも丸く、ミネラリーで清々としたものです。ただ、ほどよい熟成感が得られる一方で、ミッドにやや水っぽさを感じられたのが残念といえば残念。もう少し供出温度を下げてもらったほうがよかったかもしれません。どこまで引っ張れるか、飲み頃の判断に迷う銘柄ですが、このボトルについても、香りはそれほど熟成感が前面に出ていない反面、味わいには、やや下り坂にさしかかったような脱力感を感じないでもありませんでした。もう少し早く飲んでやるべきだったのか、それとも、ここまで来たら古酒の領域に入るまで、もっと寝かせるべきだったのか‥。まあ充分美味しかったですけどね。 ★楽天でシレックスを探す ジュブレイシャンベルタン・クロ・サンジャック98(アルマン・ルソー) 三越のセールで、シャンベルタンと一緒に買ったボトル。10周年ということで、当初はシャンベルタンを持ち込もうと思ったのですが、順序として、こちらの方が先だろうと思い、シレックスとの合わせ技にした次第です。(1本だけ持ち込んで逝って場合、ショックが大きいというのも理由です) 色調はやや濃いぐらいのガーネットで、エッジにはオレンジが見えます。香りがすばらしい。赤い果実や黒い果実、紅茶、枯葉、なめした革、甘草その他のスパイス、下草など、これぞと言いたくなるような、複雑で官能的な香りです。味わいはクロ・サンジャックにしてはやや凝縮感に物足りなさを感じるものの、タンニンはよく溶け込んで、酸もなめらか。まだ果実の余力を残しながらも、熟成したピノの魅力も存分に見せてくれます。この先まだ保ちそうですが、あまり作柄のよろしくない年ということもあって、今の時点で開けたのは正解だったと思います。セラーにあるシャンベルタンは、そうですね、さすがに結婚20周年まで引っ張るのは辛そうですので、5年後の15周年、いやもう少し早めに飲んでもいいかな、なんて思いました。 ★アルマン・ルソーのワインを探す。 p.s.隣でBurgandyNightを開催されていた*F師匠から、トロ・ボーの92コルトン・シャルルマーニュと、86コルトン・シャルルマーニュをお裾分けいただきました。どちらもすばらしい味わいでしたが、特に86はビックリの美味しさで、黄桃、バニラ、ヘーゼルナッツ、カラメル、モカ、キンモクセイ、シナモンなどのとどまるところを知らない芳香と、エッジの丸い上質な酸によるなめらかなテクスチャーはまさに圧巻でした。 お店からは、このような心遣いをいただきまして、感謝です。 ※なお、今回ボトルの写真をすべて撮りわすれまして(^^;、*F師匠のブログから拝借させていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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