テーマ:今日のワイン(6040)
カテゴリ:ブルゴーニュ・ボーヌ周辺
想像していた以上に濃厚な色調のルビーで、エッジはピンクになっています。香りは黒系果実のコンポートや土、スパイス類、鉄観音など、若いボーヌにありがちな低めのトーンで少しくぐもった印象。 味わいはあまり整っておらず、テクスチャーがやや荒削りに感じられます。酸はややピーキー、後半はタニックで、土っぽいアフター。 木村硝子のCAVA29オンスグラスで飲むと、香味とも篭った方向に振られがちなので、試しにラ・マルヌのグラン・ブラングに変えてみたら、テクスチャーが俄然なめらかになり、バランスも向上しました。昔からグラスについてはとっかえひっかえいろいろと使ってきましたが、今回のこの変貌振りは目を見張るものでした。 といっても、ラ・マルヌのグラスが木村硝子よりも優れているということではなく、たまたまこの日飲んだデ・クロワの若く閉じ気味な香味を引き出すのには、木村硝子29オンスよりもラ・マルヌのグラスが適していたということなのでしょう。 小瓶に残した翌日、黒系だった果実味のトーンが高めになり、初日よりなめらかで飲みやすい味わいになっていましたが、今度は香りが飛んでしまっていたのが残念でした。 デ・クロワのボーヌはCPもよく好きな銘柄です。せっかくのポテンシャルをうまく引き出せるよう、次回はグラス以外にも、少し早めに抜栓するとか、供出温度を高めにするなど、もう少し工夫したいと思います。 ★★★☆ ★楽天でデ・クロワを探す★
木村硝子 CAVA29オンス。香りをよく貯めるので、熟成したブルゴーニュなどによいかと。
ラ・マルヌ(レーマン)グラン・ブラン。空気に触れる面積が広く、液面が飲み手に近くなることから、若くて閉じ気味のワインやノイジーな要素の感じられるワインなどにはこちらをよく使用します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年03月20日 09時15分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[ブルゴーニュ・ボーヌ周辺] カテゴリの最新記事
|
|