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テーマ:タイ(3307)
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今、タイの学校は夏休みの真っ最中です。 この時期は街のあちこちで、子どもや学生が家計や学費の助け、または自分の小遣い稼ぎに道端で物を売っている光景をよく見かけます。 タイ人は子供好きだから、子どもびいきで買ってあげる人も多いのでそれなりに商売になっているようです。 昨日の午後、カシコーン銀行へ行ったのですが、10歳くらいの男の子が首から下げた板にカノムモーゲン(ココナツとタロイモなどから作ったカスタードに似たお菓子)を並べて売り込みにやってきました。 普通は銀行の中に物売りが入ってくることはないのですが、子どもだから警備員や行員も大目に見たのかもしれません。 アングリバードのTシャツを着た丸坊主で小太りの中華系男の子は、窓口に並ぶお客さんや窓口の女子行員相手に商売を始めます。 1個50バーツ(通常は30バーツ位)と相場より高く売っているのですが、まだ黄色い声で人見知りせず愛嬌を振りまくから次々と売れています。 やがて、私が並んでいる隣の窓口の女子行員相手にも商売を始めました。 子供好きらしい彼女がいきなり4個も大人買いすると、男の子は大げさにのけぞって「ワーオ!僕、スーパー嬉しいよ!」とおどけてみせるから行員さんも周りのお客さんも笑い出します。 行員さんがさらに2個追加で買うと小躍りして喜んでみせます。 そして残りのカノムモーゲンはたったの1個。 今度は行員さんに「お姉さん、これを全部売り切らないと僕、家に帰れないんです」と泣き落とし戦術。 結局全部買わせました。^^ そして集金。 全部で7個だから350バーツです。 行員さんが「はい。これ500バーツね」とお札を渡すと「ありがとうございます。はい。お釣りの250バーツです。」 あれ?? 行員さんが「あら、お釣りが多いんじゃないの?損しちゃうわよ」と笑って言うと、困った顔して黙ってしまいました。 この男の子、セールストークは上手いけど算数が苦手なようですね。 さっきまでの大人顔負けの堂々とした商売ぶりと、お釣りの計算を間違う幼さのギャップが可笑しくてくすくす笑ってしまいました。 おい坊主。両親の手伝いをするのは立派だけど、勉強もちゃんとやれよ。 こうやってこの子は実地で商売を学んで、商売上手の華僑に成長していくのでしょう。 この日記を楽しんでいただけたら、ぜひ下の3つのアイコンに応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く一票とコメントが、毎日の更新の励みです。^^ どうぞよろしくお願いします。 クリックされたら、他のたくさんの人気ブログとも出会えますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
華僑の商売上手は、こうやって子供の頃から叩き込まれるワケですか。そりゃ敵いませんよねぇ ^_^;)
でも算数は現場で覚える前に学校か親からしっかり学んでおいたほうが…(笑) (2012.05.03 18:04:18)
タイでは子供は可愛がれますね。
この子、これから算数を一生懸命勉強するんじゃない?(笑) (2012.05.03 19:49:20)
子供の頃からお金を稼ぐ厳しさと尊さが学べる良い環境ですね (*^_^*) その可愛い男の子も、親や祖父母にねだるのではなく、自分で得たお金はきっと大切に使うでしょう。計算間違えてもマイペンライ、もっと大事な事が学べるのだから。タイは子育て中の母にとって羨ましい環境です。
まだこちらは寒くて着られませんが、うちの息子もアングリーバーズのTシャツ持ってますよ~ (^O^)/ (2012.05.03 20:18:22)
なんでもかんでも禁止の東洋の島国とはえらい違いである。・・・こんな話を思いだした。
遠い昔、片道の船料金を父に渡されて、極東の島国に渡ったユダヤ人の青年がいたそうである。彼はある日浜辺で貝取りをする地元漁民の様子を見て、「この異国の地の貝はとても美しく珍しい。きっと欧州では良い飾り物になるだろう。」と思い、その貝をロンドンの父親の元に送ったという。その貝殻が実際売れたかは知らないが、それが彼の原点であり、ロイヤルダッチシェルグループの原点となったのだ。 きっと父親は心配しただろうが、息子を信じて送りだしたのだろう。可愛い子には旅をさせよ、ということか。リスクを恐れない息子にはまたリスクを恐れない親がいる。竹亭氏のお父上もまたそうであったのであろう。 (2012.05.03 21:08:57)
あっしもガキの頃、休みになるとばあちゃんちの店の手伝いをするのが楽しみでした。商売センスを鍛えるなんてレベルではありませんでしたが、普段おまんまの代金はこうやって稼いでるんだと実感できたのは、くだらない学校の宿題なんかより百万倍役に立ちました。計算機もないし電子化されてないレジの時代だったから、算数のトレーニングにもなったもんです。バンコクのこういう子らも、逞しく育つことでしょうね。
(2012.05.03 22:54:23)
>華僑の商売上手は、こうやって子供の頃から叩き込まれるワケですか。そりゃ敵いませんよねぇ ^_^;)
----- たくましいですね。 でもきっと学校の成績は悪いんだろうな。^^ 学校の勉強なんて、実社会ではあまり役立たないですが。 (2012.05.03 23:29:31)
計算間違えてもマイペンライ、もっと大事な事が学べるのだから。タイは子育て中の母にとって羨ましい環境です。
> うちの娘も10歳くらいになったら、道で物を売らせたいくらいです。^^ >まだこちらは寒くて着られませんが、うちの息子もアングリーバーズのTシャツ持ってますよ~ (^O^)/ ----- 世界中で流行っていますね。 私も一時、ゲームにはまりました。 (2012.05.03 23:31:54)
きっと父親は心配しただろうが、息子を信じて送りだしたのだろう。可愛い子には旅をさせよ、ということか。リスクを恐れない息子にはまたリスクを恐れない親がいる。竹亭氏のお父上もまたそうであったのであろう。
----- 当時外国に行くということは命がけでもあり相当の覚悟があったと思います。 自分だったら同じ決断ができるかどうか。 うちの親父も長男なのに和菓子屋の実家を飛び出して、自分が好きな洋菓子に打ち込んだ人でした。 私も長男ですが、お袋に言わせると3人兄弟のなかで私が一番親父に似ているそうです。^^ (2012.05.03 23:35:21)
いい経験と学びをされましたね。
私もなるべく娘に店を手伝わせるようにしています。 まだがきですが、お金を親にもらうのは簡単だけど、100バーツ稼ぐのにどれだけ汗をかいて疲れるかということを、からだで知ってもらいたいです。 (2012.05.03 23:38:02)
ソイバスでも小さい子供がバス代を徴収しています。
動くバスの中をお金を持って動くのは危ないな~とは思いますが、子供の方は慣れたものです。 でもやっぱり時々おつりを間違えたりするようで、首を傾げています^^ 彼らはそうやって鍛えられていくんですね。 (2012.05.04 06:45:58)
>ソイバスでも小さい子供がバス代を徴収しています。
>動くバスの中をお金を持って動くのは危ないな~とは思いますが、子供の方は慣れたものです。 >でもやっぱり時々おつりを間違えたりするようで、首を傾げています^^ 可愛らしい光景に和みますね。 疲れていても、一瞬忘れてしまいます。 (2012.05.04 12:58:42)
竹亭マスターさんへお聞きいたします。昨年訪タイした時カオサン店に長く勤めている女の子で妊娠してお腹がおおきい子がいましたこの女の子とは旧竹亭の時より顔見知りでよく知っています次回訪タイの時子供に日本より衣類を土産に持って来ると約束しましたので生まれて来た子供は男ですか女の子ですか?もう店で働いていますか、お返事願えましたら幸いです。
(2012.05.04 17:34:56)
プラーのことですね。
彼女は元気な男の子を産みました。 可愛いですよ。 でも、残念ながらプラーは竹亭は退職いたしました。 現在、屋台で果物を売っていると聞いています。 彼女の友人が店にいますので、お越しいただけたらプラーと連絡をとることはできると思います。 (2012.05.04 19:25:55) |