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カテゴリ:ドラマ系の感想
土曜プレミアム 松本清張生誕100年記念『駅路』
『向田邦子の幻の脚本で甦るミリオンセラー!! 数千万を持ち旅に出た男が失踪!東尋坊~永平寺~琵琶湖… 心に傷を持つ刑事が追う女に愛が!? 内容 昭和63年12月22日 小塚百合子(十朱幸代)が、家出人捜索願を警察に提出する。 ひと月前の11月20日。 中央銀行に勤めていた夫・貞一(石坂浩二)が定年退職した翌日。 1000万という大金を持ち、行方不明になったという。 呼野豊刑事(役所広司)が、担当となり、後輩の北尾(大口兼悟)とともに、 事情を聴き、捜索を開始する。 妻の話によると、春と秋に一週間ほどの休暇を取り、旅に出かけていたという。 だが、今回は帰らなかった。 趣味はゴーギャン。。。。その事が気になった呼野であったが、 会社で評判を聞くと、、特に何もない普通の人。 ただひとつ。“山崎”となのる男女から妙な電話があっただけ。 そこで、貞一が残していた写真の行き先を見て、ある事に気付く呼野。 東尋坊、永平寺、下呂、蒲郡、城崎、琵琶湖、湯ノ山 東京の前にいた土地、、、名古屋か広島 広島に女がいて、中間地点で落ち合っているのではないのか??と すぐに、広島の支店に向かった呼野と北尾は、 写真と同じ日に休んでいる元部下・福村慶子(深津絵里)に目をつける。 慶子も一月前に会社を辞めていた。 住んでいた家の大家(唐十郎、田根楽子)から、貞一の影が浮かび上がるが、 すでに慶子も姿をくらましていた。行き先は東京。 いとこの福村よし子(木村多江)が、東京にいることがわかり、 舞い戻る呼野たちであった。 そして途中経過を、妻・百合子に伝えに行った呼野は、 慶子が1人で貞一を訪ねてきていたことに愕然とする。 ひと月前に失踪した貞一。だが、慶子は、ひと月後に動き始めた。 本当に、駆け落ちなのか?? そのうえ、よし子の内縁の夫が山崎辰男(高岡蒼甫)と知り、 妙なモノを感じ始めるのだった。 敬称略 公式HP http://wwwz.fujitv.co.jp/ekiro/index.html 大金を持った男が失踪。 調べていくウチに、、女の影。 駆け落ちなのか??それとも。。。。 そんな感じだ。 妻の下で、抑圧されていた男。 ひとつの幸せは、年に二度会う、、愛人。。 写真が趣味の男。。家には、風景写真。 女に渡すのは、女の写真。。。でも肌身離さずは、2人の写真。 そんな、男の愛、、、そして、人生を見て。 同じように歩んできた刑事が、何かを感じ始める。 その一方で、その男を愛した女にも 自分の娘とも重ねる刑事。 そこにあった事件は、 ひとりの刑事が、歩むことのなかった『もう一つの人生』 そう言う雰囲気かな。。。。そして、ゴーギャンと重ねる。 だから、序盤で、ニアミスをしているのでしょうね。。。 単純に考えれば、ただの2時間サスペンスなのだが でも、人生。..愛。。。そして、時代を重ねるなど。 いろいろと考えさせ、面白くできている。 サスペンスを超えた、ヒューマンドラマ。 ですね。 私の中で、意外と面白さを感じたのは、 時代を感じさせているのに、古さを感じなかったこと。 良いですね、この雰囲気。。 ドラマを描けば 現代的な演出など必要ないことを、証明した感じですね。 そういえば、 土曜プレミアムで、こんな雰囲気のドラマって、 久々ですよね。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月14日 18時24分24秒
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