フィリピン・セブ留学　しほしほのブログ

ジプニーとは？！

庶民の足として活躍するフィリピンを代表する大衆交通機関。

もともとアメリカ軍の払い下げジープを改造して作られたものが元となっているそうです。

荷台を改造して、横一列に座席を作ったもの。

そんな感じです。




＊料金＊

庶民の足というだけあって、価格も安く、セブでは初乗り6.5ペソ（13円）。

大体はこの初乗り価格で行けますが、遠くなると8ペソ、9ペソと上がって行きます。


＊路線＊

市内の大きな道路ならどこでもばんばん走っています。

一見無作為に走っているように見えますが、ちゃんと路線があります。

車の前、横に番号と行き先が書いてありますので、自分の行きたい方面のジープに乗るのです。

ちなみにUSP-ESLの前を通るジープは基本は17番台と4番台。

学校の前は、１７B, C, D、そして４L（SMから）、４Mが通ります。

JYは、17番台と4番台が全て通ります。

学校、JYからでしたら、SM、Ayalaモールは４Lで一本。

クラブの多いMango Avenueは４C、１７C。

Colonなどのダウンタウンエリアは17番台、４B, ４C, 4Dが行きます。

いずれもJY対岸から出ています。
（JYから乗るとマルコポーロ方面やApasという方面に行ってしまいますので、ご注意を。）


＊乗り方＊

乗り方は、至って簡単。

自分の乗りたいジープが来たら、手をひらひらさせたりして、乗りたい！という意思表示をして下さい。

人差し指をあげる人も多いです。

停留所らしいものはないので、適当に乗りたい所でどうぞ。

一時停止禁止の所は止まってくれない所もありますので、ご注意を。

止まれば乗り込んで、これでOK！


このジープ、とにかく人を押し込んで走りますので、隣との密着度は相当なものです。

時としてお尻の大きなおば様が10センチの隙間にお尻をねじ込んできます。

そんな時は両隣にかかる圧力は相当なものです。

これでも乗せるか？！と思う位乗って来ますので、ラッシュ時には覚悟が必要です！

またエアコンはありませんので、窓は全開。熱気と排気ガスをモロに受けながら走ります。

だからか皆口にハンカチを当てています。

ちょっと薄暗いジープの中でフィリピン人に混じってその狭い空間にいると、変な連帯感というのでしょうか、妙な気持ちになってきます。

フィリピンにいる・・・というのを100％感じられる瞬間だと思います。

＊支払い＊

支払いのタイミングはまちまちです。

適当に払えばOKです。

車掌さんみたいに後ろに誰かアシスタントがいれば、彼に渡して、運転手しかいなければ、運転手に渡します。

この時、隣の人に料金を渡せば、隣の人がまた隣の人へ、とリレーをして運転手なり車掌さんに届けてくれます。

渡す時「パリホグコ（タ）～」というのが一般的。（Please～という意味）

お釣りがある時はまたリレーして返してくれます。

たまにどこまで？？みたいな事を聞かれる時もあります。

その時は、JY、SMみたいに言えばOKです。


＊止まり方＊

自分の目的地まで来たら、降りたい！という事を知らせなければいけません。

方法は色々。

１．一言「ルガーラン！」と運転手に声をかける。

２．コインで手すりをたたく。（これが一番効果的な気がします。）

３．天井をたたく

これをした途端に止まりますので、止まる何秒か前にすると良いかも知れません。

時には警察がいたりして、止まれない事もあります。

もし、降りる所が分からなければ、運転手か車掌さんか、または乗客に、どこどこまで来たら教えてくれ。

と言っておいたらよいかもしれません。


＊注意事項＊

ジプニーではスリ、引ったくりに注意が必要です。

かばんはしっかり前に持って、目を離さないようにしましょう。
また財布や携帯電話を見せるのもあまりよくありません。

また、窓が開いているので、バイクが乗客のアクセサリーなどをひったくったりする事もありますので、

アクセサリーなどは極力しないで、シンプル＝質素な格好で乗った方が安全です。

また暗くなってからは余り乗らないで下さい。



ジプニーに乗るのは最初は勇気がいると思います。

また行き先をちゃんと知っていないと乗るのもためらわれると思います。

セブ初心者で乗るのはなかなか大変かもしれませんが、乗り方が分かるようになると、安く行けるので重宝するかと思います。

明るい時に試してみてはいかがでしょう？