おもしろいジャンプの採点の問題集を見つけましたので……
見られなくなるかもしれないので、いつも通り、概要を残しておきます。
「Which jump got higher score? 【フィギュアスケート問題集】」
フィギュアスケート/ジャンプ どちらの得点が高い?
AとBのどちらのジャンプの得点が高いか、当てて下さい。
【問題1】 3F+3T vs 3F
同じ選手のジャンプ、両方ともきれいにランディングしています。
Aの方が後ろに3回転をつけて3-3のコンビネーションにしているので、単独の3回転のBよりAの方が得点が高そうに見えますが……
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Aは2番目のジャンプがダウングレードされ、GOEでも減点されています。
3-3のコンビネーションは単独の3回転より低い得点になりました。
結論「回転が足りなければ、むしろ跳ぶな!跳べば徹底的にsageられる」
【問題2】 3A+2T vs 2A
Aは最高難易度の3Aに加えて2Tをつけています。しかも、2Tの時には手まで上げています。Bの誰でも跳べる単独の2Aよりはるかに高い得点がもらえると思いますが……。
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3Aはダウングレードされ、さらにGOEでも減点されました。
世界で女子では誰もできない3Aのコンビネーションが2Aの出来損ない判定です。
結論「3Aも回転不足とされれば、小学生以下の技術力と判定」
【問題3】 4T vs 4T
Aは着氷が乱れますが、転倒は免れました。
Bは完全に転倒……。いくら何でも転倒はダメでしょう……と思いますが
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Aはダウングレードされた上にGOEで減点
Bは転倒による減点はありますが、4回転と認定されています。
結論「ジャンプでもっとも大切なこと回転が足りているかどうか、見た目は関係ありません」
【問題4】 2A vs 2A
Aは美しくランディングして回転も十分のようにみえます。
Bは着氷が大きく乱れ、お手つきしてしまっています。どうみてもBの得点は低くなると思いますが……
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回転が足りているように見えようが見た目が美しかろうが、審判が回転不足と判断すればお手つきよりsageられてしまいます。
【問題5】 3つのジャンプのトータルで考えてみてください。
A 3A+2T & 3A & 3F+3Lo 基礎点29.25
B 3A & 2Lo & 3F+1Lo 基礎点16.30
Aの方は3Aを2回入れたうえに3-3まで決めるというおそろしいプロ!
Bの方は3Aは一つ。3Aのコンビネーションの代わりに2Lo。
3-3の予定が2番めのジャンプが1回転になってしまいました。
Aはスタオベ&コーチと抱き合って喜び、Bはがっくりと肩を落としています。
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観客のスタンディングオーベーション、本人のガッツポーズ、コーチとの熱い抱擁……
でも、ミスを重ねた演技にも及ばない……
【問題6】
A 3F+3Lo & 4S & 3A 基礎点29.00
B 3F+3T 基礎点9.50
世界の最高の技術を集めた3つのジャンプ対一つのジャンプ。
基礎点は約20点の差があります。
3Aは着氷が乱れていますが、それでもAの方が高いと思いますが……
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DG&激しい減点です。
現役の外国人選手が誰も跳べない大技3つをあわせても、
加点が歴代最高の2もついた、回転不足とは無縁の完璧なジャンプには足元にも及びません。
【問題7】 4T×100 vs 1Lo
Aの4回転は着氷に失敗し転倒してしまっていますが、Bは3回転の失敗。完全にすっぽ抜けてしまっています。
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4回転を100回跳んでも、失敗1回転にかなわない……
私は全問外れました。
ルールに沿ったジャッジが行われているだけで、不正などありえないという方は、当然、全問当たったでしょうが……。