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カテゴリ:本
今夜、「借りぐらしのアリエッティ」が放送されるそうですね。
長女に買ったアニメ絵本は読んだけど、映画は見ていないのでとても楽しみです。 今日はジブリ作品つながりで、私の好きな本を紹介したいと思います。 『霧のむこうのふしぎな町』 柏葉幸子 作 この本は私が中学生の頃によく読んだ一冊です。 主人公、6年生のリナが父親にすすめられて行った霧の谷での一夏のお話です。 ピエロの顔のついた傘を持たされ最初はイヤイヤ行ったリナですが、下宿屋「ピコット屋敷」のピコットばあさんをはじめ、きちがい通りの住人達と過ごす間にリナは大きく変わります。 最初は気が弱く何もできなかった少女が、強くたくましく明るく変わります。 「千と千尋の神隠し」の原案としても、また「耳をすませば」で聖司くんが図書館で読んでいることでも有名ですが、ファンタジー好きの子にはとても面白い一冊だと思います。 中学生だった当時は、異国の雰囲気が大好きで、また個性豊かな住人たちに会いたくて…。 でも、あれから20年以上経ち親となって読み返してみると、感じることは違います。 子供は親がいないところで成長するのだな、と。 その成長過程を見れないのは残念だけど、かわいい子には旅をさせなくては、と感じます。 「耳をすませば」の聖司君は なぜイタリアに飛ぶ前日にこの本を選んだのか?、 リナのように明日から一人で違う環境に身をおくことを重ねたのかもしれません。 うちの娘たちにも、ピエロの顔が付いた傘がやってこないかな、なんて本気で思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/12/16 09:33:37 PM
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