テーマ:ワイン大好き!(30271)
カテゴリ:ワインイベントに参加しました
塩尻ワイナリーと岩垂原のブドウ畑の見学の後は、バスで松本市内へ移動してのランチワイン会です。
会場は、ヒカリヤさん。東京での塩尻ワインセミナーの際にお邪魔させて頂いたお店の本店になります。 登録有形文化財にもなっている「光屋」の建物(写真のものもその一つです)を使った、趣あふれるレストランとなっており、フレンチを頂ける「ニシ」と和食を頂ける「ヒガシ」の二つがあります。今回は、「ニシ」で、地元の野菜をふんだんに使ったフレンチを頂きつつ、サントリー塩尻ワイナリーのワインを頂きました。 中庭も立派です。 こちらがランチの会場となります。 ご用意いただいたワインは以下の4種となります。また、個別記事に出来ればと思います。 1、ジャパンプレミアム・信州産シャルドネ2016 最初はやはり白ワインからですが、塩尻では白品種はやっていないという事で、高山村と池田町のシャルドネを使ったこちらから。樽も使っているそうですが、香り・味わい共にフレッシュな印象の強いワインでした。 2、ジャパンプレミアム・塩尻メルロ・ロゼ2015 続いては塩尻メルローのロゼです。このワインは、9月から塩尻ワイナリーシリーズに加わる1本です。メルローのロゼと言うと、赤い色のしっかりした赤に近いスタイルの印象でしたが、こちらは淡い桃色でフレッシュなスタイルでした。 3、塩尻マスカット・ベーリーA・ミズナラ樽熟成2013 こちらも勿論塩尻ワイナリーシリーズに加わるワインです。ワイナリー見学の際に見たミズナラ樽の中身がこれなんだなと思いますと感慨もひとしおです。ココナッツを軸にした華やかな香りを楽しめました。 4、岩垂原メルロー2013 そして、直前にまさにこのワインのブドウの畑を見てきました岩垂原メルロー。畑でも頂きましたが、その時はスパイシーな印象が強め。その時の残りボトルを頂きましたが、時間経過のおかげかフルーティさが大分強まっていました。 各ワインとも安定の品質でした。塩尻シリーズの3種は以前にも飲ませて頂いていましたが、信州産シャルドネは今回が初めてでした。野菜の味わいを楽しめる今回のお料理のようなメニューには合わせやすいワインだったかなと。 と言う事で、以下はそのお料理の写真です。 先ずは前菜。こちらはセビーチェです。カリカリに揚がった豚の皮のなかに、パプリカ、エシャロット、鯛が包まれています。上の花もエディブルフラワーとなっています。皮のカリカリの食感とコクが、野菜の甘みや鯛の食感や旨みをよく纏めてくれていました。 こちらはその名もズバリなスポンジ。色の黒さはイカスミかと思いきやバルサミコ。ふわっふわの食感が見事にスポンジでした。乗っているのは信州サーモンと奈良漬け。この前菜2種類は、プレミアムモルツと共に頂きました。 こちらは緑の野菜という一皿。スナップエンドウ、イカ、ウイキョウ、ボッタルガが使われています。手前の緑はソースをアイスクリーム状にしてあるというもので、崩しながら頂きました。緑の野菜の爽やかな香りと食感とイカやボッタルガの旨みを味わえました。 続いては、地物のムラサキアスパラをホタテ、卵黄、トリュフ、ウニで頂くというもの。アスパラは爽やかながらも甘みが強くしっかりした味わいで、そこにホタテやトリュフ、ウニの磯の香りと卵黄のまろやかさが濃厚に絡まります。 スープは、淡路島のタマネギを用いたもの。まさにタマネギ直球の香りと甘味でしたが、それをまろやかに優しく食べられるというのは嬉しいところでした。浮いている生ハムとの相性もバッチリ。 魚料理はカツオ。ベーコンと共にローストされたもので、添えてあるのは地野菜で、赤いものはパプリカのソース。カツオとベーコンの旨みの相性は思った以上に良かったですし、ベーコンの香りは成程、藁焼きとはちょっと違いますが、そういったこうばしさがありカツオによく馴染みます。あと、パプリカソースの香りや甘味もいいアクセントに。 メインは仔牛です。アサリとグリンピースが添えられていました。ガツンと濃厚なソースで、という感じではなく、アサリが添えてあるように、旨み重視な味わいでした。濃厚系なら、前日のラグランジュ2011にいいでしょうが、今回の岩垂原になら、こういった旨み重視の方がベターな感じではあるのかなと。いいマリアージュになりました。 デザートは2品。こちらは、イチゴやフランボワーズを使ったガスパチョ風の一皿。ほかに、リンゴやモモ、カルピスが使われており、香りにはジャスミンも。爽やかに楽しめました。惜しむらくは、ロゼを残しておかなかったことでしょうか^^; もう1種類はサクランボとイチジクをゼリーに閉じ込めたもの。目にも涼しい、夏にぴったりなデザートですが、このゼリーの食感がプルンと粘りのあるもので、非常に心地よいものでした。これもっと食べたかったかも。 お料理を頂いて感じたのは、先ずはお店の方も一押しだった信州の野菜の美味しさ。味わいも香りも流石にしっかりしたものです。ただ、それを直接的にガツン!と感じさせるのではなく、他の食材との組み合わせや調理方法によって、優しく、上品に感じさせてくれたところは、ヒカリヤさんの人気店たるゆえんなのかなと。 また、そうなることによって、全体としてワインとの相性もより良くなっていたようにも思います。お昼から、贅沢なマリアージュを楽しませて頂けました。今回もありがとうございました! 今回のワインです。右からシャルドネ、ロゼ、ベーリーA、メルロー。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年07月16日 23時33分27秒
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