恐怖の股割り
格闘技、武術、ダンス、体操、SMなど体を動かすことが好きな方々は皆さん180度以上開かれた開脚をうらやましいと思うのではないでしょうか? 私も武道(剣道)は幼いころからやっておりましたが、あまり柔軟体操が重要なスポーツではなかったようで、厳しく柔軟を指導された記憶がありません。 そのせいかどちらかといえば、体は硬い方でした。 中国へ渡り、李先生の指導を仰いでからは、柔軟を厳しく指導されていますので以前と比べて随分やわらかくなりました。 が、なかなか股関節はやわらかくなりません。 (前後の開脚は真面目に半年ほど鍛練すればあまり年齢に関係なく開くようです) しかし「股割り」はなかなか成果が表れません。いろんな人に伺いましたが、 「あれは生まれつきだよ。」 「まだ骨格、腱が固定されていない幼い頃から練習しないと大人になってからは無理だ。」 「死ぬ気でやればなんとかなるんじゃない?」 「一人では無理だ、誰かに後ろから乗っかってもらわなけばならん。」 「マリファナで現実から抜き出た時にするらしいぞぉ」 とかいろんな意見でした。 相撲界では「股割り」は必須の様ですが、相撲部屋に入る前から「股割り」ができる門下生だけではない様です。TOU TUBE で相撲界の「強烈股割り指導」を見たことがありますが、若い弟子が先輩二人に押さえつけられて無理やり開いてました。 「あびっ!! ひ~~~~」 と言う断末魔の瞬間に「ゴボッ」と開いてましたが、その後は無事だったのかどうかは解りません。 新体操などの選手でも練習時に痛めて、選手としての可能性が無くなった話も聞いたことがあります。一度痛めると、強烈な運動ができないようです。 私は大体、「股割り」鍛練の時は美しく開かれた「あの姿」を夢見て、タオルを噛み、痙攣しながらしております。女性が美しくなる為に大金を払いエステに通い、化粧品を買いあさり、果てには整形してしまう気持に近いのではないかと最近思っています。「股割り」を夢見る人たちにとってはそこに求める「美」があるのではないでしょうか? そんな時、ネットで私の鍛練パートナーを見つけました。 レッグストレッチャーSV, 14,759円 真ん中のハンドルをぐるぐる回すと脚が開いてゆきます。テレビや本を見ながら鍛練できるのでとても便利です。機械が股関節を固定するわけですから、自分の意志で自らの限界を超えやすいです。 でも少しでも限界を超えた後はしばらくは歩行不能になりますので、電話が鳴っても出られません。出たとしても、ぎっくり腰の様に全身の力が抜け、声にも力が入りませんので間抜けな声になってしまいます。 ご注意下さい。