カテゴリ:日本史
クロニクル 第1回帝国議会召集
1890(明治23)年11月25日 126年前のこの日は、近代日本にとって、記念すべき日でした。日本における国会は、この日初めて召集され、開会の日を迎えたのです。 大日本帝国議会は、制限選挙制に基づき、国民が議員を選出する衆議院と、任命制を基本とし、一部議員が指定された団体から選出される(例えば帝国大学教授から○名というように)貴族院の二院制でした。 前年1889(明治22)年2月11日に発布された大日本帝国憲法の規定に基づき、国会の権限は、天皇の諮問機関と位置づけられ、選挙権、被選挙権はかなりの有産者に限定されていましたが、有産者は自分の立場を自覚し、広く全国民的視野に立って、貧しき人々の立場をも代弁し、内閣に対し、民力の備えを強く訴える立場をとり、単なる御用機関に留まらない活躍を見せました。 初期の議会には、そういう点で、かなり骨っぽい議員が揃っていたのです。なお、初代衆議院議長には、中島信行氏が就任しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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