カテゴリ:社会風俗
クロニクル 電気釜の登場
1955(昭和30)年12月10日 それは記念すべき日でした。61年前のこの日、東芝は自動式電気釜を製品化し、大々的に売り出しました。1度電源をONにすれば、後は炊き上がれば自動的にスイッチが切れるので、炊飯中に見張っている必要もなく、あっという間にクチコミで主婦の間に広まり、大ヒット商品になりました。 家庭の電化と、主婦労働の軽減化の第1歩は、炊飯器=電気釜によって記し付けられたのです。やがて60年代入る頃には、掃除機、白黒テレビ、二層式洗濯機、そして冷蔵庫と、電化製品のヒット商品が勢揃いするにいたります。 こうした製品群が、主婦労働を軽減し、時間に余裕の出来た主婦たちは、パートタイムの労働力として、不足がちの労働力を下支えし、かつまた消費の刺激剤にもなるなど、二つの面で高度経済成長に、プラスの効果を齎しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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