カテゴリ:日本と世界の文化
クロニクル 岩波新書刊行
1938(昭和13)年11月19日 83年前になりますね。この日、神田神保町の古書店から出発して、出版業に進出した岩波書店が、大ヒットした岩波文庫に続いて、岩波新書の第1号を出版しました。というわけで今日は新書の日です。 記念すべき第1号の出版は、斉藤茂吉の『万葉秀歌上』と『万葉秀歌下』の同時出版でした。新書は文庫と違い、新規書き下ろしが原則でした。版型はイギリスのペーパーバックやフランスの文庫クセジュを真似て決めたとされています。 当初の表紙は、現在復活して使われているのと同じ赤色でした、赤色が百点を超えた(101点でした)ところで、青版に替え、さらに赤版に替えて現在に至っています。私の学生時代、岩波文庫は☆1個が40円でした。厚さの関係で文庫は2個が多かったのですが、新書が80円でした。確か大学1年生の1月に値上げとなり、文庫が☆1個50円、新書1冊が100円となりました。 随分高くなったなと思いましたが、その後の値上がりに比べると可愛いものでした。今や、岩波新書は800円を超える時代ですから…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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