|
カテゴリ:NHK朝ドラ-3>あまちゃん~ひよっこ
第16話「右京の同級生」
ここでもクローズアップされる 右京さんの正義 それとハッキリ対立する 律子先生の正義 「捜査が仕事じゃないのは僕も右京さんも同じです」by冠城 外国人労働者に関しては 知り合いにいるから>不法滞在じゃないけどね 割と身近な問題という気もするし かといって 内情に詳しいわけでも何か行動しているわけでもないし 律子先生と右京さんの間を行ったり来たり…というところ。 ドラマとしては 律子先生達の考えには人間として賛同したくなる様に 対照的に「国際ディスパッチ協会」には嫌悪感を抱くように 単純な描き方をしている。 その自然に湧き上がる感情が 右京さんの「正義」により ある意味、冷酷に裏切られる。 勿論、誰かを救うためとはいえ法を犯せば罪に問われる。 だから、右京さんは正しい。 「国際ディスパッチ協会」の方は私利私欲のために法を犯している。 でも、証拠がないので裁きの手は届かない。 だから、右京さんの正義には限界がある。 絶対的な正義のはずなのに。 限界があるから弱い人達を救うことができない。 救うために律子先生の様な人が生まれる。 限界があるから悪を一掃することができない。 悪を消し去りたくてダークナイトが生まれる。 何という矛盾。 何という悪循環。 律子先生は右京さんの3日間だけの同級生 ってことで、ちょっと甘い雰囲気が漂っていた。 いや、本当は 野坂さんが冠城さんの関係者ということで 対比になっているんだろうけど。 でも、こちらの方に比重が置かれていたことは確か。 その3日間の2人の関わりは クラスで盗難騒ぎが起きた時 律子先生は疑われた人を庇い 右京さんは冷静に調査をして解決に導いた。 これは2人の将来を示唆するものであると同時に この2つの「正義」の理想像を暗示してもいる。 2つは1つになることができるということだと思う。 でも、それは今だに“理想”に過ぎないのだってことは その事件の後、律子先生はクラスで肩身の狭い思うをしていた …というところに表れているよね。 あの時は律子先生がまた転校していったことで 右京さんとはずっと離れ離れになってしまったし 今回の再会も、結局のところ 刑事と犯人という形で別れ別れになってしまったわけで。 二重の意味で後味の悪い話だった。 「良かったんですかね…本当の悪党は罪を逃れたのに 正義を行おうとした野坂さんや律子先生が罪を問われるだなんで」 シンプルに解説をしてくれる冠城さん(笑) 同じく後味悪い思いをしているらしい冠城さんだけど これは視聴者の思いを代表しているのか それとも右京さんとの亀裂を意味しているのか ちょっと不安なところ。 ゲスト:竹下景子 脚本:山本むつみ 監督:池澤辰也 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/2104-137e7518 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ blogramランキング参加中! 『はてしない物語』下巻 ディスパッチ 初恋の人に遭遇 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[NHK朝ドラ-3>あまちゃん~ひよっこ] カテゴリの最新記事
|