テーマ:プロ野球全般。(13232)
カテゴリ:パセ交流試合
久々の外野観戦。内外野の天然芝がきれいに刈り込まれている。センター左の席から見ると、縞になった芝の帯がホームベースに集まるように伸びている。
名古屋から来られたらしき人が、「名古屋よりずっといい球場やん。関西の人は、こんなにいい球場があることに感謝しないと」とおっしゃっていた。全くその通り。フェンスが低く、食べ物が種類豊富でおいしく、座席はゆったりで内野は全席カップホルダー付き、フィールドシートもあるし、グラウンドもスタンドもきれいで、ファンのマナーもいい。日本一の野球場やと思ってます。遠いと思い込んでる人もいまだにいるみたいやけど、神戸の中心・三宮から地下鉄1本で20分。駅からすぐやし、全然遠くないよ。 それなのに、ファンの反対を押し切って合併したあげく、神戸での試合を半減させて死角の多い大阪ドームで試合するねんもんなあ。 試合前のイベント。大阪ドームで見た「親子でニューバランス」は、神戸でも行われていた。以前からおなじみの「ネッピーに挑戦」も。 ドラゴンズ応援団の近くに座るのは3年振りで、新鮮や。「心」の旗や、龍の頭を描いた旗が振られている。 「今日も期待してます」と、谷繁の応援歌に敬語が使われてる。こういうの珍しいのでは。続きは「シゲシゲファイトだー」 井端のファンファーレでは、両手を斜めに突き出すねんな。 チャンステーマの「狙い打ち」も、さすがに高校野球より凝っている。 打点を挙げたアレックスは、レフトスタンドからコールされると、帽子を取って丁寧にお辞儀。9回の守備が始まるときは、ボールを投げ入れてくれた。 合併球団の応援は、「いてまえー」の歌もタオルもあり。1塁内野席には、竿につけた吹流しを持って走り回る人も健在。 オープン戦では選手の交代を告げるのが遅れたり、かみかみやったりした新スタジアムDJも、慣れてきたらしく大声を出している。DHを「ディーエイチ」と言ったり、イチロー時代のDJスタイル。あの頃の「タアアア~~~イ ゲイニイーーッ!」や「ヘロフミ オッガワ!」ほど派手じゃないけど、「コウスケ フクドマッ」って言ったりしてる。 ホームランを打った谷がホームインした時は「グレイト!」 7回裏の応援歌終了後は「バファローズ ファイティン!」 今日は母の日やから、小さい子どもが描いたお母さんの絵がダブルビジョンで紹介されていく。 「かわいいですね」とか「大きく描けてますね」とかDJがコメントを添えるねんけど、服を描いてない絵に「なかなか色っぽい」はないやろ(笑)。 3回終了後。兵庫県競馬組合提供の「ロデオレース」。去年までは、小さい子どもがおもちゃの馬に乗り、飛び跳ねてゴールを目指す微笑ましい競走やったのに、ビジョンに競馬のアニメが出るものに変わっていた。その代わり、5頭のうちから勝ち馬を当てると、応援グッズ「ファンタスティック」がもらえるらしい。 4回表終了後は、大阪ドームと同じくベストファミリー賞。これも去年まではベストカップル賞やった。 5回が終わると、リムジンがグラウンドを一周する。ゲームに勝った観客を家までリムジンで送ってくれるおなじみのサービスやけど、スタンドはけっこう沸いた。ドラゴンズファンは初めて見たのだろう。 続いて、神戸松蔭大学のチアリーダーが登場。チーム名はシーガルズらしい。 3月3日のマリーンズとのオープン戦では、雨だったせいかめちゃめちゃ短い演技であっけなかったが、今日は時間もたっぷり、大技も見せてくれた。 去年までとのいちばんの変化は、合併球団が得点を挙げた時にCMが入ること。これは無粋やろう。 後藤が死球を受けて倒れてる時も、押し出しで点入ったからって明るい声のCM入るし。 三振を奪った際の「MKタクシー」のCMは無くなっていた。大阪市民球団設立への動きと何か関係あるのか? ドラゴンズのラッキー7。「燃えよドラゴンズ」の歌詞がちゃんと交流戦ヴァージョンになってて、楽しめた。「獅子をつかまえ鷹を狩り 猛牛馴らして海を越え 北の闘士もイヌワシも 竜が・・・」とか、そんな感じ。 さて、試合の方は両チームにファインプレーが続出!特にドラゴンズの鉄壁の外野・二遊間の美技を、ついに生で見られて大満足。荒木も生観戦でやっと打ってくれたし。 せっかくやから、合わせて7つもあったファインプレーを書き記しておこう。 セカンド平野。フェンス際のファールフライをランニングキャッチ、その勢いでフェンスに飛び付く。 レフト大友。左へのフライをダイビングキャッチ。 センター・アレックス。右前へのフライをスライディングキャッチ。 ファースト北川。前進守備で一二塁間のゴロをダイビングキャッチ、自らベースを踏む。 サード阿部真。三遊間のゴロをダイビングキャッチ、二封。 ライト福留。右中間へのフライをダイビングキャッチ。 ショート井端&セカンド荒木。二遊間のゴロに井端が追いついてナイスキャッチ、2塁ベースへトスした球を、ベースカバーの荒木が素手でキャッチ。 さらに、前に守っていた大友が大飛球に追いついたプレーもよかったし、アウトにこそならなかったが、好プレーが他にもあった。 サード阿部真は、ぎりぎりのファールフライを追ってフィールドシートに突っ込んだ。 途中出場のレフト英智は、レフト線のゴロをフェンスに当たる前にスライディングキャッチした。 スポーツニュースはメジャーの好プレーばかり流さずに、こういったプレーをこそ紹介してほしい。 それにしても、好守連発の大友に守備固めで英智が送られるねんから、BW優勝時の「ショート小川に代わって勝呂」なみのすごい守備やな、ドラゴンズは。 8回1死から登板した岩瀬もすごかった。あのスライダーは初対戦では打たれへんな。 そう思ってたら、9回に谷が内角低めスライダーを肘をたたんでレフト線二塁打。さすが。 岩瀬VS谷。こういう対決が見られるねんなあ。やっぱり交流試合はおもしろい! <試合内容> しびれるファインプレーが続出した、シーソーゲーム。 1-1の3回裏、谷が2ラン。4回表、荒木タイムリーなどでD逆転。5回裏、早川2点タイムリーなどでまた逆転。 8回表、谷繁同点タイムリー。荒木の内野安打をショート後藤が2塁へ悪送球し、D勝ち越し。 8回裏途中から岩瀬投入。9回には立浪がソロ。 D 8-6 合併 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2005年05月10日 13時19分25秒
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