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野球場日記

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2005年06月14日
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カテゴリ:ファーム(2軍)
 朝起きると、スポーツ紙の1面に「前川(T)←→阿部健(合)」のトレード話が載っていた。塩谷(合)を含めた複数トレードに発展する可能性もあるという。かなり驚きつつ甲子園へ行ったら、当の前川が先発。塩谷も4番に入っていた。

 曇り。スコアボード上の旗を見ると、浜風。しかし、ネット裏のグリーンシートには左から右へ風が吹いている。よく言われるように、野球場の中は風が舞っているのか。
 グリーンシート1塁寄りに座ったので、右下の救護班席や役員関係者席、そこからさらにグラウンドレベルへ下りる階段も見えた。下は部屋になってるのかな。そこの上にはグリーンの屋根があって、「危険 絶対上らないで」と書いてある。
 こうして見ると、グリーンシートって左右対象ってわけじゃないんや。左下には普通の観客席があるだけやもんね。

 タイガースの選手たちは、オールドユニフォーム。一昨日のファイターズ戦で見納めやと思ってたから、うれしいな。

 先週は神戸の交流戦で先発したものの押し出しし、3回持たずKOされた前川。新聞で騒がれた今日はどんなピッチングを見せるのか。
 それが、Bu時代も含めて、今まで僕が見たことのなかったような見事な投球やった。
 何よりもテンポがいい。球数も少なく、ポンポンと打ち取っていく。ほんまに、こういう姿は初めて見た。
 ヒットを打たれても、4併殺で簡単に後続を断つ。7回まで無失点。

 3-0で迎えた8回。2死2・3塁のピンチを招く。ここでも好打の1番迎をサード右へのゴロに打ち取った。と思ったら、途中出場の喜田が打球を弾き、ボールはレフトへ転がっていった。この間に2点。記録はヒットだったが、普通にアウトにできる当たりやった。
 完封ペースやったのに、前川不運。次打者を抑え、8回を投げ切ったところで降板。結果的に2失点も、四球は1つだけ。暴投があったり、さんざん牽制したあげく3盗塁を許したりはご愛嬌。
 あと、先頭打者だった第1打席で、打ち気のない風を装いながら、ツーナッシングから変化球に合わせてレフト前ヒット。

 塩谷は第2打席、(長距離打者用?の)バットのヘッドを遅らせる得意の右打ちを披露。ライト線への大きなフライに終わったが、逆風でなければ入っていたかもしれない。
 第3打席はフルカウントからファールで粘った末、外角高めのカーブをセンター前へゴロのヒット。ここで代走三木と交代。
 3打数1安打。若手にチャンスを与えるために、首脳陣が3打席までと決めているような感じ。力はわかっているから、上から呼ばれる時のために調整させてるってところか。

 ここで、注目していた、あるいは印象に残った、選手たちの様子を紹介。

 赤松(T) 第1打席。初球のカーブを叩いてレフト右へのヒット。レフトがまわり込んで捕ったから2塁は無理なタイミングやと思ったが、俊足を飛ばしてセーフ、二塁打にした。ナイスラン!
 7回にも先頭打者で三塁線を破る。これもレフトがまわり込んで処理したが、間一髪セーフの二塁打。
 四球と死球(左袖をかすっただけのもので心配なし)が1つずつあって、5打席で4出塁。3打数2安打。このまま赤星に続けるか。

 的場(T) 3番打者。山本省の138キロを捉えて、レフトへ先制2ラン。第3打席にも、いい当たりのゴロで三遊間を破るヒット。3打数2安打。
 ケガの影響かまだファーストを守っているが、本来は走塁や守備でも活躍できる選手。生観戦の試合でよく打つから、お気に入り。上での貢献を期待。

 林(T) 4番に入っていた。第1打席、スライダーで空振り三振。第2打席、初球スライダーを捉えるが、痛烈なワンバウンドを好捕され、ファーストゴロ。
 第3打席、右へ飛び込んだセカンドのグラブを弾くライト前ヒット。このヒットで無死1・3塁に。次打者中村豊のカウントがツースリーになったところで、1塁走者林とのランエンドヒット。中村豊は空振り三振、捕手は2塁送球。セーフのタイミングだったが、林は2塁ベース手前で立ち止まってしまい、挟殺プレーに。3走的場は動かず、林はタッチアウト(この時、ショート玉木が顔を打ったようで、玉木はしばらく痛そうにしていた)。ここでダブルスチールってわけでもなかっただろうと思っていたら、やはり林の走塁ミスだったのか、次の守備から交代させられた。
 しかし、痛烈な打球を放つ打撃は上でも証明済み。将来に期待大。

 中村豊(T) 5番ライト。3打数2安打に、フルカウントから粘っての1四球。
 2安打の内容は、チェンジアップを引き付けて打ったライト前ゴロのヒットと、変化球をライト左へ運んだもの。

 岡崎(T) 社会人時代はイニング間の2塁送球で強肩ぶりを見せつけてくれたが、あれは相手チームなどにアピールする狙いもあったんかな。今日はいまいちの送球。疲れがあるのか、調整って感じで軽く投げているのか。
 打つ方は3打数ノーヒット、チャンスで1三振。8回無死1塁での送りバントは、相手ファースト・サードのチャージにもかかわらず初球で投手前に決めた。

 高橋(T) 途中からライトに入る。左腕歌藤の内角直球を見逃し三振。
 去年のセンバツ、東北戦の逆転サヨナラ3ランを生で見た者として、期待せずにはいられない。がんばれ!

 迎(SK) 1番ライト。球団合併なんて暴挙がなければ、今ごろブルーウェーブのベンチに入って、時々はスタメンも勝ち取っていただろう。
 低めのスライダーに空振り三振。フルカウントから外の落ちる球で空振り三振。初球を打ってライトやや前へのフライ。レフト前への2点タイムリーは、上記のように相手守備に助けられてのもの。4打数1安打。
 ヒットで出塁した後は、警戒をかいくぐってモーションを盗み、捕手が投げられない二盗に成功。
 何とかチャンスをものにして、あのファーストストライクから食らいついていく打撃や、得意の外野守備を、また上で見せてくれ。

 さて、8回表の守備から、イーグルスから移籍したばかりの前田忠節(T)が登場。ショートに入る。
 前田のショート守備は球界でもトップクラスやと思っている。イーグルスは守備を固めてロースコアの接戦に持ち込む試合をするべきやと僕は考えていたし、田尾監督もドラゴンズの野球を目指すと開幕前に言っていたから、前田はイーグルスに不可欠な選手だと思っていた。チーム結成時のアンケートで、仙台の印象を聞かれた項目に、他の選手が「牛タン」だ「萩の月」だと答えるなか、ただ一人「人生を左右する場所」と答えた男。まさかイーグルス1期生から、前田がいちばん先に放出されるとは。
 そんな思いがあって、8回からは前田の動きを中心に試合を見ていた。

 8回表。アンラッキーなヒットで前川が失点すると、すぐにマウンドへ行って声をかける。元Bu同士やし。

 8回裏。3-2とタイガースがリードしていたので、打席がまわってこない可能性もあったが、走者が2人出て、ぎりぎり打席がまわる。2死1・2塁のチャンス。
 ここでショート左へ鋭いゴロを放つ。しかし、ショート玉木に捕られてしまう。ところが、玉木が2塁へ悪送球。ボールがライト方向へ抜ける間に1点追加。前田は1塁に止まっていたが、2塁ベースカバーがいないのに気付いて2進。

 9回表。久慈がショートに入り、前田はセカンドへ。投球練習後の岡崎の2塁送球がワンバウンドになるが、逆シングルで見事に捌く。
 無死1塁になると、ショートの久慈といろいろ確認し合う。ここでライト前ヒットが出る。前に倒れながら打球を止めた高橋からの返球がそれ気味になるが、逆シングルでキャッチ。
 1死2・3塁で、一塁線へファールフライが飛ぶ。前気味の打球がさらに強い逆風で押し戻されるが、ファーストを制して好捕!

 これで勝ったと思ったのだが、牧野がまさかの逆転3ランを浴び、タイガースは前田加入初試合を勝利で飾ることはできなかった。


  <試合内容>
 的場先制2ランなどでT初回3点。
 8回表、好投の前川が迎に2点タイムリーを打たれ、1点差。
 8回裏にTが1点追加し、2点差に。
 2番手・牧野が9回2死から前田に逆転3ランを浴びる。

 SK 5-4 T





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Last updated  2005年06月22日 15時53分31秒
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