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野球場日記

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2005年08月14日
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テーマ:高校野球(3601)
カテゴリ:高校野球
 宇部商(山口) 4-0 静清工(静岡)

 3塁アルプスは、すでに静清工の大応援団でぎっしり埋まっていた。3塁オレンジシートにまで、緑のチューリップハットがあふれている。階段に座って観戦するのなんて、何年振りかなあ。
 周りはみんな熱心に静清工を応援している。こうなると僕も静清工を応援してあげたくなる。静岡はもともと好きやし。

 静清工はチャンスをつくるものの、得点できない。逆に宇部商が2回と7回に1点ずつ入れる。静清工の先発前川は7回途中で伊藤に交代。両投手に拍手がおくられる。やっぱり、高校野球の応援はいいなあ。

 2点ビハインド。余裕でゲッツーを取れるタイミングなのに1塁送球というプレーも出てしまった。
 「今のは何だったの?」と、そばのおじさんが聞いてくる。
 「さあ。アウトカウント間違えたんじゃないでしょうかねえ」と僕も首をひねる。
 失点につながらなくてよかった。

 8回裏。先頭の1番忠内がヒットで出る。無死1塁。
 ここで静清工ベンチの作戦は送りバント。2点差やけど、ここで1点返しておけばということやろう。
 しかし、3番・4番が倒れ、このチャンスも活かせず。ここまでバントは決めるものの、タイムリーが出ない。

 9回表。宇部商は2死2・3塁のチャンスをつくる。
 ここで2番上村(左打者)の当たりは、高く弾んでサードの頭上を越えていった。レフト前2点タイムリー。この2点は効くなあ。4-0や。

 静清工も9回裏に反撃。先頭の6番上林(右打者)がライトへヒット。無死1塁。
 7番杉山(左打者)も流す。鋭い当たりがレフトへ。無死からの連打や。と思った瞬間、レフトがスライディングキャッチのファインプレー。しかも、ボールが1塁に送られて、併殺。走者もいなくなってしまった。

 結局、サウスポーの好投手好永は7安打2四球完封。奪三振は0やった。


 酒田南(山形) 4-2 沖縄尚学(沖縄)

 去年、完投と自らのホームランで中部商を破った金本が、またも沖縄代表の前に立ちはだかる。
 強打の沖縄尚学ならつかまえられると思っていたが、4回裏まで1人の走者も出すことができない。

 沖縄尚学先発の前嵩は、いつも通り制球よく打たせて取っていく。
 しかし、酒田南打線の打球は鋭い。4回表、7番佐藤良(左打者)がライトへ先制2ラン。
 続く5回には、金本(右投右打)のタイムリー二塁打をはさむ3連打で2点追加。また金本に打たれてしまった。

 0-4となった5回裏。沖縄尚学は2本のヒットを放ったが、併殺で1点も返せず。やばい。
 しかし、前嵩は6回以降立ち直った。尻上がりに調子がよくなってきている。
 打線も相手ミスに乗じて6回に1点を返した。
 1-4。3点差なら、大丈夫。3塁アルプス最前列にはタンクトップ姿で踊るおじいちゃんも現れ、沖縄尚学応援団は逆転へと意気が上がる。

 7回裏。比嘉・小泉の連打で無死1・2塁。絶好のチャンス。
 ところが、7番赤嶺のバントの構えに2走が飛び出し、キャッチャーからの牽制で挟殺されてしまった。

 点差を詰められないまま、9回裏へ。
 しかし、僕は大きな期待を持っていた。終盤、金本にバテがきてると見えたからだ。イニング前の投球練習は、緩いフォームで形だけ。バントの構えに対し前進する際、よたつく場面もあった。打てるはずや。

 4番松田、四球。無死1塁。
 5番比嘉、三振。1死1塁。
 ここで6番キャプテン小泉(右打者)がレフトへ二塁打!1点返したぞ。2-4。あと2点や。なお、1死2塁。
 7番赤嶺(左打者)の当たりはセカンドへ。これが内野安打になる!こういうのが効くねん。大逆転の時って、こういうヒットが出るもんや。1死1・3塁。
 エース前嵩に代打伊志嶺(右打者)を送る。もう後がないねんから、当然の策や。この伊志嶺が粘る粘る粘る。その間に赤嶺が二盗を決めて、1死2・3塁。同点のランナーがスコアリングポジションへ!
 伊志嶺はさらに粘った。1球1球力の入るなか、くらいつき続ける伊志嶺のファールは美しかった。そして、ついに四球を奪う。1死満塁。逆転のランナーが出たぞ!
 3塁アルプスは押せ押せや。「ハイサイおじさん」で攻め続ける。僕もみんなも大声を出す。掛け声や。手拍子や。打者の名前を連呼や。
 酒田南内野陣がマウンドへ集まろうとする。が、金本がそれを制した。もはや話す気力もないのか。沖縄尚学の逆転を信じる僕には、そんなふうに感じられた。相手はかなりへばっている。
 打席は9番セカンド名手の与儀(右打者)。三振。2死満塁。
 しかし、打順はトップに帰って山内(右打者)。評判高いバッターや。だが、打ち上げてしまった。フライは右へ。切れてくれ。しかし、ライトがファールグラウンドでボールを掴んだ。試合終了。山内は泣き崩れてしまった。

 疲れているはずの9回。サヨナラのピンチ。あの雰囲気の中で後続を断つとは。バテていると思ったのは、僕の欲目だったのだろうか。いずれにしても、あそこで踏ん張った金本はあっぱれや。
 また、ショート遠山と外野陣の堅守も光った。この好ゲームは酒田南の守り勝ちやったなあ。





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Last updated  2005年10月16日 02時33分02秒
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