町のホルモン屋さん　山田ホルモンの若旦那

朝起きるて外を見ると積雪20センチ程。春に近い雪なので黄砂が混じっているのか黄色がかっていた。お義父さんに朝のあいさつすると、「大山は積雪2メートルらしいが。車でこんでよかったな。」と話した。まさかこんなに雪が積もるとは思わなかったので、車で来なくて本当によかった。

米子に行くには高速を通っても大山の麓を通らなければいけないし、普通道を通っても峠を越えなければならない。これは確実にチェーン規制されていたであろう。

お義父さんが、

「ところで昨日、カーペット熱くなかったか？」とたずねた。

そういえば、若女将の祖母が、寒いからカーペットの中央に座りなさい、と招き入れてくれたが、お尻が燃えるように熱かった。寒い地方特有の体を冷やさない為の工夫かな？と思っていたが、カーペットのメモリを見ると、低温になっていたのを思い出した。

「はい、そういえば結構熱かったですね。」と答えると、

「危うく、家が燃えるととこだったわ。」と話だした。実はカーペットの年式が少し古くて、漏電していたのである。畳を見ると少し黄色がかっている。大事に至らなくて幸いだった。

朝食を済ませて、知人宅に30分すごした後、帰る準備をしてコーヒータイムに入った。するとお義父さんが、

「この服は、なんやらフリーズっていうそうやけど、暖かいんやで。」

「フリーズ？ですか？」（多分フリースだと思うんだけど、何だか寒そうな名前だな…freeze?）

そこですかさず若女将が、

「お父さん、フリーズじゃなくて、フリースでしょ！昨日のモコといい、フリーズといい、若旦那のいい日記のネタになったわ。」と一同大爆笑。


昨日着いて、またすぐに帰らなくてはならない。ミートミーツは火曜日が定休日だが、昨日は特別に休みを頂いた。さすがに3日間も休めない。身支度をして駅までお義父さんが送ってくれた。ユン坊はこの期間、ほとんど人見知りもせずにおとなしく振舞っているようだった。

午後2時半の電車の予定が、雪の為30分遅れて入ってきた。ユン坊は車中でもほとんどぐずる事はなく、ぐっすりと寝てくれたので行きよりも楽だった。授乳を絶って機嫌が悪い期間も4日程だったので、それほどしつこくない性格かもしれない。

小郡の新山口からまた車で高速に乗り、山田を目指す。途中を夕食にうどんをすすって夜の11時ごろに自宅に到着。たった二日の米子旅行だったが、一番成長したのはユン坊である。ミルクを飲むようになったからであろうか、行くときよりもちょっとぽっちゃりしたようにも見える。今度米子に行くときはもっと暖かい時にしよう。