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カテゴリ:エッセイ
2015年3月下旬、大阪に住む次男が連休を利用して鹿児島に帰省したとき、私たち夫婦と明石に住む長男に呼びかけ 、3月22日から翌日のお昼に掛けての指宿一泊二日の旅をプレゼントしてくれました。次男 に言わせると「親のお蔭でいまは社会人として元気にやっているが、親孝行をしたいときに親は無 し、なんてよく言われるので、いまのうちになにか親孝行がしたい」とのこと、ウルウル。大喜び で彼の好意を受け取ることにしました。 家族4人揃っての旅行と言えば、次男が小学校2年生のときの沖縄旅行以来となります。振り返りますと、1992年8月初旬の2泊3日の奈良・大阪旅行、1993年8月下旬の4泊5日の東京・鎌倉旅行、1995年8月初旬の3泊4日の北海道旅行(登別・小樽・札幌)、1996年中旬の2泊3日の沖縄旅行(那覇の首里城、糸満の平和記念公園)等の旅行で懐かしい思い出を作っています。また鹿児島県内でも、霧島、指宿に宿泊したことがあります。 朝食後、次男の運転で自宅を出発し、まず知覧にある薩摩英国館に立ち寄りました。館内には主として生麦事件から薩英戦争に関する絵や写真が展示されていました。同館内には喫茶店が併設されており、ミンティという紅茶を楽しみました。 後で知ったのですが、この薩摩英国館の設立者は大阪の森口生まれの田中京子さんという方で、 1967年に知覧町で開業医になる夫とともに同地に移り住み、92年に薩摩英国館を設立された とのことです。知覧と言えばお茶の産地として有名ですが、紅茶の本国、英国の”The Great Taste Awards 2007″に於て、田中さんが生み出した「夢ふうき」が受賞し、その後紅茶部門で何度も金賞を受賞しておられるそうです。 お昼は知覧の武家屋敷通り内にある高城庵(たきあん)で郷土料理を楽しみました。この高城庵は 店主の生まれ育った家をそのまま開放して藩政時代からのお膳で出しているそうです。 その後、知覧の特攻平和会館を見学しました。太平洋戦争末期、この知覧の特攻基地を主軸基地とする全国の特攻基地から1036名の特攻隊員が飛び立って戦死しており、この会館では陸軍特攻隊員の遺影や遺書などが展示されています。なお、私の母方の叔父(1928年生まれ)が旧制中学在学中に親の反対を押し切って予科練(海軍飛行予科練習生の略。海軍の航空機搭乗員の大量養成をねらいとして開設。太平洋戦争末期には特攻隊要員の訓練を行なった)に志願し、松山海軍航空隊に入隊し、17歳の青春を投げ打って厳しい訓練を受けている最中に幸いにして終戦を迎えています。 知覧の特攻平和会館見学後、日本本土内のJR最南端の駅「西大山駅」にまわってから指宿白水館に宿泊し、 同館の懐石料理を大いに満喫しました。私自身は身体のために食事の内容と量に気を付けなければならない人間なのですが、新鮮なお刺身や豚骨料理、黒牛のシャブシャブなどに魅せられてついつい完食してしまい、翌日の午後に出掛けた病院で体重オーバーでみっちり膏血を絞り取られてしまいましたよ、トホホ。 指宿旅行二日目は鹿児島の一之宮である枚聞神社(ひらききじんじゃと読みますが、かつては新田神社と一之宮争いをしたそうです)にお参りした後、薩摩富士と称される開聞岳を車内横手に見ながら池田湖湖畔まで廻り、その後は指宿スカイラインを利用してお昼までには鹿児島市に戻りました。 なお、今回のエッセイを拙サイト「やまももの部屋」の下記のページに「次男が一泊二日の指宿旅行をプレゼント」と題してアップしておきました。 ↓ http://yamamomo02.web.fc2.com/sub2.htm#ibusuki お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お久し振りです。
私は、18歳で鹿児島を離れたので、県内を見物(通過)した箇所が少なすぎます。3月中旬に行われた法事の翌日、義弟が田上ICからスカイラインを利用して、加世田・野間岬・坊津・枕崎の後、知覧の知人を訪ねて鹿児島市に帰ってきました。知覧以外は初めての訪問でした。知覧の知人とは60年振りの再会であり、60年前にラ・サール高校生として拙宅に下宿なさっていました。 (2015年04月01日 15時56分26秒)
mastanさん、お久しぶりです。私は1976年4月より鹿児島市で教鞭を執るようになり、同市で39年間暮らしたことになります。生まれ育った故郷の奈良市での生活より鹿児島市での生活の方が長くなりますが、私もこれまで鹿児島県内で訪れた場所は非常に限られています。職場を退職後、鹿児島県内を巡り歩こうと考えていたのですが、健康を害してそれも儘なりません。それだけに次男に一泊二日の指宿旅行をプレゼントしてもらって久しぶりで外泊することができ、とても嬉しかったですよ。
(2015年04月01日 19時51分05秒) |