Pastime Paradise

01年～07年まで「週刊少年サンデー」で連載されていた雷句 誠さんの『金色のガッシュ!!』の続編・『金色のガッシュ!!2』の配信が昨年3月から始まった。正直、こういう歳月を経てからの続編って大体がっかりさせられるんだよなぁ…と期待せずに読んでみたら、十余年のブランクを全く感じさせない面白さで、月イチの配信が待ち遠しくて仕方がない。
　ただ、この作者さん、08年にカラー原画5枚を紛失したことに対してサンデーの出版元である小学館を提訴（後に和解）して講談社に移り、今はご自身で会社を設立して作品を電子書籍で発表したり書籍化したりしているようで、せっかく続編がこんなにも面白いのにちょっと勿体無い。まぁ個人だからこそ自由に出来ていいのかもしれない。

　15年前に「チチをもげ！（「金色のガッシュ!!」より）」という駄記事を書いたが、当時の私は作中に登場するイタリアの美男子・パルコ・フォルゴレ（Parco Folgore）が大好きで、彼が劇中で歌う “チチをもげ！” のCDも勿論購入した。
　ガッシュ2はKindleで購入しているので、ついでにガッシュの完全版全16巻もKindle版を購入して久々に全巻読み返した。“涙腺が極度に弱いこともあるが、この漫画にはよく泣かされた” と15年前に書いたが、今回もまたしても号泣（T T）
　ダニー＆ゴルドー、キッド＆ナゾナゾ博士、キャンチョメ＆フォルゴレ等々、魔物とパートナーの別れのシーンは涙ぽろっぽろ。中でも一番の大号泣はウォンレイ＆リィエン。リィエン、ティオ＆恵をウンコティンティンの自爆から守り抜いた後のウォンレイの笑顔で涙腺完全決壊。しかし命を掛けて戦った敵がウンコティンティンというのは流石にマズいと思ったのか、アニメ版ではロデュウがウォンレイの最後の対戦相手になっていたけど。完全版4巻のおまけ漫画ではウォンレイとダニーが仲良く登場していていと嬉し♪
　他にもブラゴ、パムーン、レイラ、テッド、パピプリオ、パティ、アース、バリー…嗚呼、みんないい魔物たちだ。主人公ペアは若干苦手なので、王様にはブラゴがなってほしかった。

　でもって続編であるが、今のところはまだガッシュ＆清麿、キャンチョメ＆フォルゴレしか登場していない。ティオが何やら「ターミネーター（Terminator）」のサラ・コナー（Sarah Connor）のような逞しい女性になって顔を見せたところで前回が終了したので、次回どうなっているか非常に楽しみなのであーる。以前、石版編でツァオロン＆玄宗ペアをウォンレイ達と倒した後、ウォンレイに弟子入り志願していたので、ひょっとしたら鍛えているのはウォンレイの影響なのかしらん!?
　完全版4巻　ウォンレイ＆リィエン　パートナーが恋愛脳すぎる…
　続編2巻　キャンチョメも随分身長が伸び、フォルゴレの頭も爆発してる…