めぃるふれんど
相変わらずあっちぃねぇ。。。そぉいや、27日から中断してた小説最後、UPします。もぉ、なんとなんと不出来で最悪なんですが、ここで完結のせとかないと、次が書けない気がするんで。んで、書いてみて思ったこと。本当に、ホラーって難しい。文章だけで恐怖を表現するのとか、難しくて難しくてしょうがない!!!!!たとえば、冷や汗がだらだら出てくる時の主人公の表現とか、叫ぶ時の表現とか。人間って、本当の恐怖にさらされたときって声、でるんですかねぇ。あたしは思いっきり、叫ばせてますけど。なんだかキモいし、イライラしてくるよね、この主人公。自分で書いといてなんだけどさ。はいはいはい、つまんないッッ!!!!ってかんぢです。でも、載せます。こんなんですけど、最終なんで読んでくれたら、これ幸いです。もし、読んでくれる人が居てくれるなら本当に嬉しいです。それから最後になりますが、3900までアクセス数が伸びました。サンキュウと読んで3900。あたしは何気にレミオロメンの3月9日好きなんで、この数までいけて本当に嬉しいです。ありがとうございます。これからどれだけ続くか解かりませんが、よろしくおねがいします。でゎ。前の回は7月27日の日記です。それからの続き。金魚花 最期背筋が凍りついた。足も全然動いてくれない。「みぃつけた」全身水草だらけで、腐ったような匂いがする。「美弥は俺が好きなんだよね?」「やだ、蒼?」「じゃあさ、なら俺のために死んでよ」「あ……」声が出ない。口から、だって。何匹っていう虫が。ぬるぬるして、皮膚がぐちゃぐちゃ。「拓也!!!!!」掴まれた肩を伝って、虫が伝染してくる。「ッッッ―――――!!!!!」「大丈夫痛くないから。あぁ、少し痛いかも。だけど一瞬だよ。こいつが脳にまわっちゃえばもう何も感じないから。ねっ?」口から長いそう、ミミズより太くて青虫より気持ち悪い。ピチピチピチ……とっさにポケットに入っていた携帯を取って思いっきり口の中に押し込めた。すると、苦しかったのだろうか。肩を掴んでいた力が緩んだ.そこへ、すかさず拓也が一発食らわす。「遅いよ拓也!!!!」「虫、ついてる」そう言うと、あたしの腕についたぬめりのある虫を手のひらで払いのけてくれた。「くっそ、やってくれたなぁ。でも、もう逃げられない。お前らは自ら罠に飛び込んできた。地獄のような恐怖を思い知れ!!!!!」口の中から、今度は何本もの虫があたしたちに向かってきた。「逃げるぞ!!!!」「うん」走って走って、どんどん速度を上げた。蒼の声で話す誰かがどこまでも耳障りな音を発した。解からない、解からない解からない解からない。「これから、どうするの?」「逃げる」「どこへ?どこにも安心出来る場所なんて無いよ」「姉貴は、どうしたいの?みすみす捕まってあの気味悪い虫を入れられて。気が狂って死ぬまで、いや死んでも。その身全てが滅びつくされるまであぁやってあやつられっつぅの?」「そんなの違う!!!!!」「俺だってもうわかんねぇよ。どうしたら良いのかなんて、混乱してるし」力なく笑う拓也を見ていると、やるせない気分になった。「でも俺、姉貴があぁなってなくて良かったんだ」ギュッという音が聞こえてくるほど抱きしめられた。あたしは泣いた。きっと拓也も泣いていたんだと思う。もう、とっくに希望の光なんて潰えていて、だけど抗わなきゃ。そう思うたびに絶望の色は一層濃くなり。どうすることも出来ない。約束だよ、困った時はふと思い出す小さな頃の小さな思い出。あれに続く言葉は一体なんだったんだろうか。ぐちゃぐちゃの泣き顔。怪我してる時は、庭のあの水槽。あたしはいつもあそこで。あの、いつもいる大きな金魚に心開いてた。名前も付けて、ずいぶん可愛がった。真っ赤なあのヒラヒラ尾びれを誰かに自慢したくってそれで。あの家、忌わしくて愛しい。「拓也、家にもどろ」「はっ?姉貴?」「あたしたちの家だよ。どのみちあそこに何かがあるに違いないんだから。もどろ」あたしはそういうと、さっき来た道を戻って。蒼が未だ居るのかもしれないけど、そのときはその時だった。確かめたかった。あたしの記憶を、金魚は何?あたしにとって金魚は。金魚救いは。そう、なんだったのか。それがこの恐怖を終わらせることの出来る手立てなら。足はすくんで、全然駄目。口からは歯がカチカチ鳴って。あぁ嫌だ、泣きそう。手を繋ぐ。少し冷えた体温があたしに少しの冷静さを取り戻した。「大丈夫」大きく被りを振って頷く。何度も何度も頷く。一歩一歩近づくたびに、大きく跳ねる心臓は止まっちゃあくれない。家だ、生臭い生臭い家だ。ピチピチって、まだお母さんもお父さんも居ないらしい。繋がれたままの手をもう一度ぎゅっと握る。するとそれ以上の力で握り返してきた。もうすぐ、霧でほとんど視界が塞がれているけれど、もうすぐあたしの望んだ。そう、水槽の中。ゴポゴポゴポ……赤い、大きなひれを大きく大きく動かして優雅に踊る金魚。「久しぶり」震える声であたしは言った。聞こえたのか解からないけど、絶妙のタイミングで金魚はこっちを向いた。『何だよ、今更』とでも言うように。「あたし」後ろからヒタヒタ足音。もう、逃げられない。ニタニタ顔の両親の顔がくっきりと思い浮かべられるような。まさに、鼻歌を歌っていそうなそんな、そんな顔だった。「拓也、美弥やぁっと見つけた」「お前たち、悪い子だなぁ、蒼君をこんなにしちゃって」「本当だよ、危なく眼から蛆虫が出る所だったじゃ無いか」「お姉ちゃんも、お兄ちゃんも、あたしの目をハンガーで刺して逃げるんだもん。あたし、恐かったのに」身震いがした、そしてちらつく記憶。泣いてるあたし。何かを報告して、金魚は金魚は……「ねぇ、きんちゃん。あたしね、あたし。本当は拓也と結婚出来ないんだって。あたし、どうしたらいいの?拓也は、あたしのことお姉ちゃんだから。でも、おっきくなってね、そしたら一緒になろぉってゆってたのに」大粒の泪を。そしたら金魚は「困った時はいつでもおいで。僕は必ず君の味方だから」泪零して。「キンチャン?」金魚は、そうだよっていってるみたいにパクパク口を動かして。あたしはもう覚悟決めてて。目を瞑った。あの虫が、体内に侵入してどんな作用を起こすのか少し考えながら。そして、こんな状況下においても決して放すことの無い手にすこし幸せな気分になった。「あたし、もう聞こえない。ごめんねキンチャン。今まで放っておいて今すぐ助けろはないよね。ありがとう」「おねえちゃんも、おにいちゃんも一緒になかまだよね?あの虫さんはいるとね、すっごく気持ちいいよ。痛みとかくるしいのとか全部とってくれるよ」ぎゅうっと瞑る。だけど、いつまで経っても虫の耳に入る感触も衝撃も来なかった。「えっ?」硬く閉じた瞼をそぉっと開けると。そこには誰も居なかった。「食べちゃったよ」金魚は笑って言う。「虫は大好物。それにあの虫はずうっと倉庫の中に住み着いて、僕の仲間を嬲り殺していたからね」もう一度笑うと、おっきなおっきな金魚は水槽を大きくぐるりと回りそれからいるかみたいに高々ジャンプ。「じゃあね、美弥」「ありがと、キンチャン」「これで僕は自由に生きれる」そういうと空を空をおっきなひれで空気を掻き掻き消えていった。「今の夢か?」驚いたように拓也は言う。「わかんないけど」あたしがそういったとたんに、拓也は大きく声を上げた。驚いて下を見ると、そこには。4人の蛆虫が沢山ついた腐乱死体が4つ綺麗に並べて置いたあった。しかも、虫が消えたというのに一向に霧が薄まる気配が無い。「行こう」あたしの手を取り出して、町外れの公園まで全速力。そこに近づくにつれどんどんどんどん霧は薄くなり終いには消えてしまった。ふと、携帯の時計を見てみると午前4時55分。それから5年。あたし達は、あたしたちの町を探し回ったけれど。地名も何もかもそこからは消えてなくなってしまっていた。ふと、嫌な考えがよぎる。あの街は誰かをさそいこみ迷った人間ををあらたな虫宿にするために狂ったゲームを続けてるんじゃあないかって。