ブリコラージュ、あり合わせのものでやっちゃうチカラ
「のみさんは最近どんなインプットをしてるのですか?」最近、そんなことを聞かれることが重なったので書いてみました。僕がこれまで大きな影響を受けたのは、クリパルヨガ・プロセスワーク・CTIコーチング、枝廣淳子さんや吉福伸逸さんのセミナーなどです。(影響を受けたセミナー一覧)著書はいろんな分野の本を乱読しましたが、おおむねこんな本に影響を受けています。(メルマガでも、影響を受けた本を毎号ご紹介しています → バックナンバー)最近は貪欲にいろんな本を読んだり、セミナーやワークショップに参加することは減りました。タイミングがあったらプロセスワークのセミナーに出たり、本では実用書というより、神話や物語を読むことが増えています。何より海や畑や自然に触れることで、そこから学ぶことがとても大きいです。僕は、インプットとアウトプットについてこんな風に考えています。みなさんは、お腹が空いた時、冷蔵庫をゴソゴソして、ありあわせのもので、適当に何か料理を作ることってありますよね。そう、魚肉ソーセージとメンマとトマトのパスタ的なやつ(笑)社会人類学者のレヴィ=ストロースは、そんな、ありあわせのもので、何かをやっちゃう能力のことを、著書「野生の思考」の中で「ブリコラージュ」と呼びました。今、僕たちの多くは強迫観念にとらわれるようにインプットにばかり気を取られますが、結構冷蔵庫には、いろんな食材(=知識や経験)が入っていて、それを組み合わせれば何とかなっちゃうもので。カラダについても、あの知識がないと〇〇出来ないとか不安に駆られるのではなく、いま既にある知識や経験を総動員して、何とかしちゃう「出たとこ勝負根性」を磨いていこうよと。実際、これだけ多くの情報が氾濫している中で、ほとんどの知識はネットを調べれば何でも出てきます。冷蔵庫がすっからかんなら、食材を買い求める(=知識をインプットする)必要があると思うけど、案外ゴソゴソしてたら奥からいろんなものが出てくるもんです。では、ブリコラージュ=ありあわせのものを組み合わて対処する能力を高めるためには、具体的にどうすればいいのでしょう?書物であれば優れた物語や神話を読むことをお勧めします。ズームアウトして編集する能力、つながりやパターンを見出す帰納法的、ビッグデーター的思考法は、ズームインした細かな知識のインプットからは見えてこないのです。でも一番おススメしたいのは、自然に触れることです。それこそが何よりのお手本だから。(免疫系が、身体を守っている方法はブリコラージュそのものですし、自然農もまさにそうです)先が見えない、複雑に変化する時代だからこそ、大切な力、ブリコラージュ。いま書いていて、今度そんなお話会とかしてみたら面白いなと思いました。● 公式HP Body curiosity● セラピスト向け解剖学セミナー/WS スケジュール● ヨガ向け解剖学セミナー/WS スケジュール● izuyoga クラス スケジュール● 無料メルマガ登録 のみ友通信