テーマ:グルメな仕事(993)
カテゴリ:素材・材料開発研究
素材研究 但馬玄ストーリー
「但馬玄」の「上田畜産」の美幸さんのFacebookタイムラインから。 「芳悠土井」 ここのところのと畜で「芳悠土井」産子が何頭かいたので思い出を。 (上田)伸也くんのお父さんが「牛を飼う。しんが一番と思う牛をなんぼしてもええで子牛市で買ってくれ」っていきなりいわれて小代生まれの雌の子牛を上田久名義で購入しました。 彼は伸也くんの就農にも反対してたし、伸也くんのやることにことごとく文句言ってたから一体何を思って伸也くんに頼んだのかな?と思ってました。 伸也くんのお父さん、小代から来た雌牛を「さっちゃん、さっちゃん」と可愛がりその後、雄子牛を産みました。 その雄子牛はなかなかの金額で兵庫県に買い上げされました。 但馬牛の血統管理のため、種雄牛・精子は兵庫県の管理なのです。 そしてその雄牛は第9回全国和牛能力共進会鳥取大会に出場し優等賞5席という輝かしい成績を収めました。 素晴らしい成績をも味方につけ《兵庫県スーパー種雄牛》の冠をつけられた「芳悠土井」の更なる活躍を見届けるはずだった久さん。その後に帰らぬ人となりました。 驚いたのは葬儀前。 菩提寺のご住職さんにいただいた戒名 「自證悠久禅定門」 芳悠土井の悠が入っている! ご住職さんは久さんが飼ってた牛さんのことご存知だったんですか?とお聞きすると 「何も知りません。牛を飼ってるのは伸也さんしか知りません」 この偶然は一体なんなんだ⁉︎ 「芳悠土井」の名前を見るたびに素牛の導入からその当時の私たち家族の思い出、久さんの最後と戒名。そして伸也くんと私の娘の名前にも「悠」という文字があることが瞬時に頭をめぐります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.27 09:52:03
[素材・材料開発研究] カテゴリの最新記事
|
|