引きこもり
鳥取の友だちに電話をした。明日、人と会う約束をしている。彼女の娘が、長女と同じ中1・・・その娘が不登校気味で、その子のことで相談にのって欲しいと言われているのだ。鳥取の友だちとは、子どもが中学、高校に入ってもなお子育てサークルに関わり、民間では初めての子育てサロンを開設した当時そのサロンをともに立ち上げるお手伝いをした関係にある。そう・・・私が過去に記した、『夢ノート』のことを思い出しているときに、明日会うことになっている友達からメールがあったのも不思議なら、私が今日、鳥取に電話したのも不思議だった。なぜなら、彼女の妹の娘も、中学生になっているのだけど拒食症に陥り、学校に行ける状態ではなくなっていたからだ。「私の方もいろいろあるから、電話かけなおすわ」と彼女は言った。彼女の妹は、私が離婚する少しまえに裁判による、離婚をしている。そして、私が離婚する際にはその姉妹にいろいろと相談にのってもらっている。私には、その娘の心模様が少し、見えるような気がした。自我が芽生え、いろんなことが客観的に見えてきた。それまで、なんとなくうやむやにしてされた両親のことが彼女の心を混乱に陥らせている。そうでなくても自分の中で、模索するような時期にある。吹奏楽という、練習の厳しい部活に入ったストレスもあるかもしれない。でも一番は両親の問題が、未解決のまま、放置されてきていたことにあるのだろう。親では、タッチできないだろうから、あなたが、娘さんに関わっていってあげるのが一番でしょうね、と私は励ますしかなかった。・・・10年前には、まだ神戸の少年の事件も起きてなくて、引きこもりという言葉に焦点があてられていなかった。私自身、弟が引きこもりを始めて、初めてそのことについて書かれた書物を探し始めた。そして、そう遠くない将来、引きこもりは身近な問題になるだろうと予想した。こんな風に、不登校の子どもたちが増えているように・・・