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カテゴリ:妊娠→流産
さて、手術の記録・後篇です。
さすが大病院、本当に手術室で手術するんですね。(前回は個人病院だったので) 手術室に入る前のところで、とても若い女性の先生が出てきて、「今日担当させて頂きます○○です、よろしくお願いしま~す」とにこやかにご挨拶。 え、この若い先生が手術するの…?と一抹の不安を覚える私。(後で話をしたら、夫も「あ~こういう簡単な手術はやっぱり若い先生にやらせるんだな~と思った」とのこと) かと言って「やっぱりやめます」と言って引き返すわけにもいかないので、「よろしくお願いします」と頭を下げ、夫に「じゃあ」と言って手術室へ。 おぉ、TVでよく見る手術台だ! 横になってみると、とても温かい。 「はい、靴下履きますね~」と白いぶかぶかのニーハイソックスのようなものを履かされ、手は手術台に緩くですが縛り付けられました。 麻酔が切れて暴れたりする人がいるんだろうか…などと考えていると、さっきの若い女性の先生ではなく、担当医のI先生が登場。 あ、先生が手術してくれるんだ、よかった~! とホッとしたところで、「じゃあ、これから手術を始めますね。」とI先生。。 前回は全身麻酔(たぶん)で、看護士さんと「じゃあ私と一緒にいち、にぃ、さんと数えてね。いち、にぃ、さん…」と言ったところで完全に麻酔が効いて眠ってしまい、気づいたら手術が終わっていたのですが、今回は静脈麻酔でいつ麻酔が効いたのかもよくわからず、なんだかよくわからない夢を見ていました。 …なんか、痛い… あ、まだ手術中なんだ… 目は開けられないし身体も動かせないけど、話し声やカチャカチャいう音が聞こえます。 なんとも言えない、不快な鈍痛。 気づくと「痛い…痛い…けっこう痛い…」と本当に口に出して呟いていました(笑) 看護士さん?が「痛いね、もうすぐ終わりますからね」と励ましていて下さったような気がします。 「はい、終わりましたからね~」と声をかけられ、看護士さんが病室から持ってきてくださったベッドに移されます。 そのままガラガラと病室へ運ばれたようです。 看護士さんが「痛い?座薬入れましょうか?」と聞いてくれたので、迷うことなく朦朧としたまま「はい、お願いします…」。 サロンのような場所で待っていた夫が病室へ戻ってきました。 後で聞いたら、手術を終えたI先生と少しお話をしていたようです。 目がなんとか開けられるようになり、夫に「痛かった…」とか「次は絶対手術じゃなくて元気な赤ちゃん産むんだ…」等、ろれつの回らない状態でいろいろ喋ってました。 座薬が効いて、痛みはすぐになくなりました。 あっという間に夜になり、夫は帰宅。 久々の病院食だー。 私は「肉×、イカ×(以前にアレルギーが出たことがあるのです)」という病院にとっては少々面倒くさい奴なので、看護士さんや栄養士さんが「当日だと食事内容の変更はちょっと難しいかも~」とおっしゃっていたのですが、ちゃんとお魚を出してくださいました。 あと、嬉しかったのは小豆かぼちゃ!砂糖は入っていたと思うけど、まさか病院で小豆かぼちゃが食べられるなんて、嬉しい驚きでした。 夕食は確か6時だったと思うのですが、まだこの時も麻酔が抜けきっておらずちょっと朦朧としていて、食事後もベッドで横になってずっと本を読んだり音楽を聴いたりしていたら、これまたあっという間に10時の消灯時間。 一日ほとんど歩きもせずベッドでごろごろしていたので全然眠くなくて、携帯でTVを見てたら、NHKでちょうど妊婦さんの風疹の特集をやってました。 そういえば、心拍が確認できなくなった日、初めての妊婦健診を受けたのですが、風疹抗体が500もあったんです。 はっきりしませんが私は小さい時に風疹をやっているようなので、おそらくその時の抗体が残っているのだと思いますが、妊婦さんが気づかないうちに風疹に罹って治ってしまうこともあるみたいですね… 昔ちらっとどこかで聞いたことがあったような気はするものの、前回も今回も風疹のことなんて全く頭になかったのですが、とりあえず今後風疹のことは気にしなくて良いことがわかりホッとしました。 病院で眠れない夜を過ごすことにはもう慣れていたので、とにかく同室の方にご迷惑にならないよう音楽を聴いたり考え事をしたりしてなんとか朝に。 朝ごはんを頂いて、診察をして頂き、10時過ぎには退院。 病室から富士山が見えました。とっても綺麗でした。 ちなみに病院ではこの本を読んでました。 面白く簡単に書いてあるけど、ちょっと難しい内容だったかな… というか、今の私には、「現実に起こることは全て自分が望んだこと」という内容が受け入れられないのかもしれません。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】神さまとのおしゃべり [ さとうみつろう ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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